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電波新聞拾い読み 2017年3月17日

空気清浄機各社 花粉・PM2.5対策強化 前面に

 花粉の飛散が本格化するなか、空気清浄機は商戦ピークを迎えている。前年を上回る手応えを得るメーカーもあり、今後更なる販売活性化への期待が高まる。各社では花粉対策を強化した主力製品の機能をアピールし、商戦をさらに盛り上げていく。
 今年は花粉の飛散量が全体的に多い。特に昨年の夏場が猛暑だった西日本地域では、全般的に花粉飛散量が非常に多く、花粉症対策としての空気清浄機への関心も高まっている。
 各社の空気清浄機主力モデルでは、花粉をはじめPM2.5や空気中の汚染物質を本格的に集じんする機能開発に力を入れており、健康・快適志向が高まるなか、市場ニーズに対応したモデルの提案に力を入れる。
 市場では、外資系メーカーをはじめ新規参入も増えており、本格的な集じん性能も持たせた商品提案が活発だ。今期も200万台を超える需要が見込まれている。
 国内の空気清浄機市場をけん引するのは、パナソニックやシャープ、ダイキン工業といった大手メーカー。各社ではセンサーと連動した気流制御技術による集じん性能の強化などをはじめ、除湿・かつ機能やイオン発生機能搭載による除菌・脱臭効果の向上、大風量化など、より高機能化された商品戦略で差別化提案を図る。
 空気清浄機の購入用途は、花粉対策が依然上位を占めており、この時期が商戦ピークとなる。各社店頭をはじめWebでの訴求も強めながら、商戦を盛り上げていく。


17年度の白モノ家電国内出荷 0.4%増2兆3000億円

 日本電機工業会(JEMA)は16日、白モノ家電の17年度国内出荷・出荷見通しを発表した。白モノ家電の国内出荷全体では全比0.4%増の2兆3037億円を予想し、買い替え需要を中心にほぼ前年並みで推移する見通しを示した。
 17年度の国内出荷額は「国内の緩やかな景気回復とともに消費者ニーズはさらに省エネ性能、高機能、高付加価値製品に向かうことが期待されるが、買い替え需要を主体としていることから大きな変化は無い」と分析した。
 エアコンは同1.5%減の6616億円、冷蔵庫は同1.2%増の4305億円、洗濯機は同2.0%増の3252億円などを予想する。


フジテレビ 中央非常通信協から表彰

 フジテレビの被災地支援活動が認められ、中央非常通信協議会から表彰を受けた。15日、総務省で同局の小田 放送文化推進局長に、総務省の富永総合通信基盤局長から表彰状が手渡された。
 同表彰は災害時において人命救助などのために行われる非常通信の円滑な実施確保を目的に、功績のあった個人・団体を表彰する制度で、今年が26回目になる。
 フジテレビは16年4月の熊本地震の際、県内2ヵ所の避難所に無償でテレビとDVD視聴環境を整え、被災者の支援活動を行ったことが評価された。


館林ケーブルテレビ開局

 ケーブルテレビ株式会社(栃木県栃木市)は、館林ケーブルテレビを開局。4月1日以降、群馬県千代田町と同邑楽町でCATVサービスを開始する。放送開始日はそれぞれ4月1日と5月1日。
 館林ケーブルテレビは多チャンネル、インターネット、電話のトリプルプレーサービスを提供する。加入者はCATV業界独自の放送「ケーブル4K」も楽しめる。
 館林ケーブルテレビはサービス開始に先立ち、邑楽町と千代田町との間でそれぞれ防災協定を結び、放送による防災と防犯の情報を発信していくことで合意した。


電波新聞拾い読み 2017年3月17日