トップページ > 電波新聞拾い読み > 2017年1月16日

電波新聞拾い読み 2017年1月16日

国内テレビ各社 4K有機ELを投入

 国内テレビメーカー各社は4K有機EL(エレクトロルミネッセンス)の販売に乗り出す、。これまで大画面の有機ELテレビはLGエレクトロニクス・ジャパンが先行して国内市場に投入してきたが、3月から東芝映像ソリューションが日本国内で55V型と65V型を発売する。海外ではパナソニックが昨年欧州向けに65V型を発売しており、今年も日本も含めたグローバルで最新4K有機ELテレビを投入する計画。ソニーも年内にグローバルで発売する予定で、今年は本格的な大画面の有機ELテレビ元年になりそうだ。
 有機ELテレビは自発光する有機EL素材を使ったディスプレイを搭載しており、無色無光による完全な黒の再現ができるだけでなく、液晶の1000倍以上の応答速度を持つため、スポーツやアクション映画などスピード感のある映像でもブレなく再現できる特徴がある。
 有機ELテレビは次世代テレビとして注目されてきたが、パネルの歩留まりやコストの問題などから本格的な商用化につながっていなかった。特に昨年はテレビメーカー各社とも明暗差を細かく制御し、自然に近い映像表現ができる高画質技術HDR(ハイダイナミックレンジ)の対応を強化。HDR対応を進めており、有機ELテレビの商用化には慎重だった。
 もともと有機ELテレビは国内ではソニーが07年に世界初の11V型有機ELテレビを発売し、夢のテレビとして注目されたが10年に生産を終了していた。その後、大画面有機ELテレビでは韓国LGエレクトロニクスがグローバルで展開を本格化。国内では15年にLGエレクトロニクス・ジャパンが55V型を発売した。
 現状国内ではLGのみが有機ELテレビを販売しており、55V型と65V型、77V型の平面タイプと55V型の曲面タイプを展開している。実際、大画面の有機ELパネルを量産化しているのはLGディスプレイのみで、各社とも有機ELテレビのモニターにはLGのパネルを採用。映像処理エンジンなどで差別化を図っている。
 国内メーカーではパナソニックが15年から欧州で65V型4K有機ELテレビCZ950シリーズを発売していた。昨年のドイツ家電見本市IFAでは、機能を強化した65V型4K有機ELテレビの試作機を出展。さらに今年開催した米家電見本市「CES」では、今年6月から欧州で発売する65V型の「65EZ1000」を発表した。
 先ずは欧州での発売になるが、今後日本国内での販売も視野に入れており、年内には投入される見込み。
 有機ELテレビからいったん撤退していたソニーは、昨年55V型の有機ELモニターを発売。今年ののCESでは77V型と65V型の有機ELテレビ「ブラビアOLED A1Eシリーズ」を発表した。昨年発売した4K液晶テレビの最上位機「4KブラビアZ9D」に搭載した超解像エンジンに磨きをかけ有機ELの良さを引き出している。グローバルモデルとして展開する予定で日本国内でも投入される予定。
 さらに11日は東芝映像ソリューションが3月上旬から65V型と55V語り「4K有機ELレグザX910シリーズ」を発売すると発表した。国内メーカーとしては先陣を切って国内市場に有機ELテレビを投入する。
 東芝映像ソリューションの4K有機ELテレビは国内メーカーとしては先陣を切ることになる。年内にはパナソニックやソニーの有機ELテレビも市場に出てくるとみられ、液晶テレビとともに高画質テレビの選択肢が広がりそうだ。有機ELテレビは黒の表現力が高い一方で、液晶テレビは明るさなどで優位性がある。それぞれの特徴を生かした提案が本格化するとみられる。


オムロン 活動量計2機種

 オムロン_ヘルスケアは階段上りや早歩き歩数を測定し、それらの測定データをiPhoneやAndroidスマホにブルートゥース通信で簡単に転送して専用アプリで管理することができる「オムロン 活動量計HJA-405T カロリスキャン」を20日から発売する。
 本体には気圧センサーを搭載し、気圧センサーが測定した気圧変動から上下移動を認識する。さらに、加速度センサーが測定した身体活動の加速度信号から歩行とそれ以外の身体活動を認識。歩行と階段歩行を識別して、「階段上がり歩数」を測定する。
 また、通信機能を持たない「同HJA-404 カロリスキャン」も同時発売。
 市場想定価格は(税別)はHJA-405Tが5980円前後、HJA-404が4980円前後。


電波新聞拾い読み 2017年1月16日