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電波新聞拾い読み 2016年11月30日

WSTS予測 16年の世界半導体売上げ微減

 世界半導体市場統計(WSTS)は29日、秋季世界半導体市場予測を発表した。
 16年は各地域および主要電子機器分野で力強さに欠け、売上高は前年比0.1%減の3350億ドルと2年連続マイナスになると予想。ただ、6月発表の春季予測(前年比2.4%減の3272億ドル)からは上方修正した。
 17年は前年比3.3%増、18年は同2.3%増と緩やかな成長が見込まれ、15年から18年までの年平均成長率(CAGR)は+1.8%、18年の市場規模は3540億ドルに達するとした。
 日本の半導体市場は。16年売上高が円ベースで前年比8.9%減の約3兆4318億円を予想。17年も同1.9%現の3兆3661億円とマイナスが続くが、18年には同1.8%増の約3兆4252億円とプラスに転じるとみる。


10月のPC国内出荷 2ヵ月ぶりに前年上回る

 JEITAが29日発表した10月のPC国内出荷台数は46万8000台(前年同月比13.6%増)で、うちデスクトップは11万9000台(同4.8%増)、ノート型は34万9000台(同16.9%増)だった。ノート型比率は74.5%。
 10月は企業向けが堅調に推移し、2ヵ月ぶりに台数・金額ともに前年同月を上回った。


カナディアン・ソーラー 山口県のメガソーラー商業運転を開始

 カナディアン・ソーラーは「スマートソーラー山口秋穂発電所」の商業運転を開始した。
 同発電所はカナディアンが日本国内に建設した太陽光発電所の中で最大規模。
 年間発電量は2万8487kWhになる見込み。


GSユアサ ISSにリチウムイオン電池が採用

 GSユアサグループのジーエス・ユアサテクノロジー(GYT)が開発・製造した高性能宇宙用リチウムイオン電池(セル)が、国際宇宙ステーション用バッテリ(新型ISS用バッテリ)に採用され、12月から国際宇宙ステーション(ISS)への輸送が開始される。
 GYT製のリチウムイオン電池は、高エネルギー密度、長寿命(5000サイクル以上)で、また好意率充放電が要求されるISS運用に最適な設計の電池。
 現在搭載されている電池と比較して、質量あり約3倍の高エネルギー密度であることから、現在の48個のバッテリと相当の能力を半数の24個で実現できる。


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