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電波新聞拾い読み 2016年11月4日

カシオ計算機 自分撮りを楽しむ女性向けのデジカメ

 カシオ計算機はデジタルカメラ「エクシリム」の新製品として、自分撮りを楽しむ女性に向け最新の機能を備えた「EX-ZR70」を12月下旬から発売する。
 「EX-ZR70」は、自撮りの画像だけを判別してスマホに送信するモードを備えた女性向けのデジタルカメラ。チルト液晶を立てて撮影し、顔検出した画像のみをスマホに送信できるので、友だちとの外出の際などに、自撮り・みんな撮りの写真のみをすぐにスマホで確認できる。
 QRコードを作成して、パーティやイベントで出会った人たちと連絡先の交換をしなくても気軽に画像をシェアできる機能も搭載。スマホで撮影したときのような感覚で手軽に友だちとの共有やSNSへの投稿ができる。
 好評のメークアップ機能を使えば、肌を明るくなめらかに表現できる。「肌の色」と「肌のなめらかさ」は効果を12段階から選べ、自分好みの自然な美しさに仕上げる。
 本体カラーはイエロー、ピンク、ホワイトのパステルカラー3色をそろえた。市場想定価格(税込み)は3万5000円前後。


九州総合通信局 航空管制用無線局への妨害電波を排除

 九州総合通信局は、福岡空港で使用している航空管制用無線局への外来波による障害発生を調査した結果、古賀市の集合住宅で使用しているテレビ用受信ブースタが原因であることを特定し、妨害源を排除した。
 9月25日、福岡県上空を飛行中の航空機から、福岡空港で使用する航空管制用周波数に雑音が混入している旨、国土交通省大阪航空局から申告があり、電波監視システム(DEURAS)による方位測定情報をもとに、古賀市周辺で現地調査を実施。9月27日、古賀市の集合住宅で共同受信のために使用しているテレビ用受信ブースタの故障が原因であることを特定した。
 集合住宅の設置者に対しては、受信ブースタを交換するまで電源を入れないよう要請し、妨害源を排除した。


ロボット掃除機 各社、年末に向け拡販

 年末には掃除機の商戦が盛り上がる。掃除機は各社の商品開発が活発で、参入メーカーも多く、このところ新しいカテゴリの商品も登場して商戦は活発だ。中でもロボット掃除機は家事の負担軽減につながる商材として注目を浴びて需要が伸び、年末商戦でも期待商品の一つとなっている。
 ロボット掃除機は米アイロボット社の「ルンバ」を国内総代理店デルセールス・オン・デマンドが04年に投入し、同社が国内市場を開拓。その後、国内メーカーも相次ぎ参入し、市場は大きく伸びた。
 需要が本格的に高まりだしたのは10年以降で、東芝、シャープ、LGなどが参入。これにより市場拡大に弾みがつき、昨年にはパナソニックが「RULO(ルーロ)」を投入、ロボット掃除機市場はより活気づいた。
 今年に入って、日立アプライアンスも同社初のロボット掃除機「minimaru(ミニマル)」でロボット掃除機市場に参入、市場全体の裾野拡大に期待がかかる。
 共働き世帯の増加や高齢化を背景に、家事負担の軽減に対するニーズは強く、ロボット掃除機の需要が根強くある。掃除機の本質機能である集じん性能を進化させた各社の最新モデルは、今後の需要拡大に大きく貢献しそうだ。


電波新聞拾い読み 2016年11月4日