日本電機工業会(JEMA)が25日発表した16年度上期の白モノ出荷額は1兆2149億円で前年同期比2.4%増。夏に台風や大雨による天候不順の影響があったが、高付加価値製品を中心とした買い替え需要により堅調に推移した。
上期の主要製品別では、エアコンが買い替え需要増により同2.4%増の531万台、冷蔵庫は同3.5%減の203万1000台。しかし、401リットル以上の大型が全帯の半分を占め、大型化が一段と加速している。
洗濯機は「8キロ以上」の大容量が全出荷の半分を占め、同4%増の206万4000台の出荷。まとめ洗いや大物洗いへのニーズが高くなっているとJEMAは分析している。
掃除機、電子レンジ、ジャー炊飯器の上期出荷はともに昨年同期を下回ったが、IHクッキングヒーターは同3.9%増の35万2000台。2口以上のタイプが全帯の90%を占めた。