トップページ > 電波新聞拾い読み > 2016年10月25日

電波新聞拾い読み 2016年10月25日

鳥取地震 家電流通被害報告無し

 鳥取県中部で21日起きた地震の家電流通の被害は報告されていない。
 山陰パナソニックによると鳥取、松江、出雲、浜田の各営業所から被害の情報は入っていない。同社では「一部販売店の商品が崩れたという連絡は聞いている」という。
 鳥取県電器商業組合にも被害の情報は入っていない。


アイコム 業績予想を下方修正

 アイコムは5月公表の17年3月期第2四半期(16年4-9月)、通期連結業績予想を下方修正した。
 第2四半期連結業績は、売上高130億2000万円を118億2000万円に、営業利益11億5000万円を2億9000万円に、経常利益11億3000万円を経常損失1億8000万円に、四半期純利益8億4000万円を四半期純損失3億5000万円に修正した。
 期初からの急速な円高進行や資源価格下落で、海外市場の環境が厳しさを増した。
 国内も地方自治体向け消防無線デジタル化需要の一巡で売上げが大幅に減少し、9月末の為替差損約4億7000万円も利益を押し下げた。


12月の電気料金、6社値上げ

 大手電力10社のうち6社(東京、東北、中部、関西、中国、九州)が12月の電気料金を引き上げることが24日、分かった。火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)の価格が上昇しているため、標準家庭では11月に比べ5〜35円程度の値上げとなる見通し。


コラム 創業100年を迎えた日本無線

 JRC(日本無線)が創業100年になった。名前の通り、日本の無線技術のリーダーとなるよう研さんを積まれることに期待したい。
 JRCから「百年の歩み」と題する冊子が届いた。暑さ4cm、A4判の立派な装丁で、大正4年の創立以来、今日に至るまでの事業、技術の沿革が記述されている。筆者が学生の頃は三鷹市に本社を構え、短波、超短波の送受信機メーカーとして名が轟いていた。マグネトロンなどのマイクロ波管技術も優れており、電電公社マイクロ波中継所には測定器を納入していた。
 第二次大戦中はレーダーの開発を軍から受託していた。当時ドイツのレーダーが優秀で対英国戦に大きな成果を上げていたことから、日本はその設計図や一部の部品を導入しようと試みたが、それらを乗せた潜水艦がシンガポールで沈没する悲劇があった。このときドイツの技術者も来日したが、この件に関してJRCが影で貢献したことを一部の無線屋だけが秘話として伝えている。
 昭和30年代には電力会社などにマイクロ波方式を納入した実績があるが、何故か電電公社からお声がかからなかった。昭和57年にようやく電電公社の自動車電話移動機審査に合格、「ムーバR」を納入したこともあったが、LTE・スマホへの急激な技術進歩に追随できなかった。現在は三鷹から長野・上田に拠点を移し、新製品の開発・生産に鋭意取り組んでいる。栄光あるJRCとしての発展を期待するものである。


電波新聞拾い読み 2016年10月25日