HDMI規格のライセンスエージェントであるHDMIライセンシングは14日、USBタイプC規格向けにHDMIオルタネートモード(オルトモード)を提供することを発表した。これにより、アダプタやドングルナシでUSBタイプCコネクタとHDMI対応ディスプレイを直接接続でき、HDMI信号の伝送を可能にする。
HDMIオルトモードはUSBタイプC規格要件に準拠。最大4Kの高精細画像、オーディオ・リターン・チャンネル、サラウンド・サウンド、3D、HDイーサネットチャンネル、コンシューマエレクトロニクス制御(CEC)などHD MII.4bの全機能もサポートしている。
ロブ・とバイアス社長は「USBタイプCコネクタは、モバイル機器やPCでの採用が拡大している。HDMI対応ディスプレイへの容易な接続を求める機器メーカーは多く、今回それに応えた」と話す。
USBタイプCは14年に発表されたUSBの次世代規格。上下左右対称なデザインを採用し、PCをはじめとするモバイル機器などで採用が始まっている。