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電波新聞拾い読み 2016年9月15日

HDMIライセンシング USBタイプCコネクタとHDMIディスプレイを直接接続

 HDMI規格のライセンスエージェントであるHDMIライセンシングは14日、USBタイプC規格向けにHDMIオルタネートモード(オルトモード)を提供することを発表した。これにより、アダプタやドングルナシでUSBタイプCコネクタとHDMI対応ディスプレイを直接接続でき、HDMI信号の伝送を可能にする。
 HDMIオルトモードはUSBタイプC規格要件に準拠。最大4Kの高精細画像、オーディオ・リターン・チャンネル、サラウンド・サウンド、3D、HDイーサネットチャンネル、コンシューマエレクトロニクス制御(CEC)などHD MII.4bの全機能もサポートしている。
 ロブ・とバイアス社長は「USBタイプCコネクタは、モバイル機器やPCでの採用が拡大している。HDMI対応ディスプレイへの容易な接続を求める機器メーカーは多く、今回それに応えた」と話す。
 USBタイプCは14年に発表されたUSBの次世代規格。上下左右対称なデザインを採用し、PCをはじめとするモバイル機器などで採用が始まっている。


マカフィー 個人向けセキュリティ5製品最新版

 情報セキュリティのマカフィーは14日、個人向けセキュリティ製品の最新版を発表した。10月14日発売する。
 最新版には、ウインドウズ向け次世代マルウエア対策エンジンを搭載。エンジンは市場で高い実績を持つ脅威検出手法と革新的なマルウエア検出システムを組み合わせ「クラウド上で脅威のあるまい検知と機械学習を行う」。これにより人出を解することなく、自動で最先端のマルウエアの検出とロックができる。
 16年版に対し起動時間が19%高速化し、シャットダウン時間も17%高速になった。最初のフルスキャンは41%高速化し、フルスキャン時のCPU使用率も44%低減。「クラウドベースで行うことで高速化が図れる」という。
 新製品は「リブセーブ」「トータルセキュリティ」「インターネットセキュリティ」「アンチウイルスプラス」「アンチウイルス」の5製品。各製品とも次世代エンジンにより高いセキュリティ対策が可能。アンチウイルス以外は、インストール台数無制限で機器の保護ができる。
 価格(税込)はリブセーブ1年版が8208円、3年版が1万5408円となる。


シーピーアイテクノロジーズ 無線シリアル通信ユニット発売

 シーピーアイテクノロジーズは無線シリアル通信ユニット「CPI-WS001」を16日から発売開始する。
 同製品は、RS232またはUSB(仮想COMポート)の有線シリアル通信を無線通信に置き換えるユニット。
 マスターモジュール(親機)にはUSB(仮想COMポート)による通信機能も備えているため、RS232ポートが実装されていないPCでもRS232をインターフェイスとする機器とデータ送受信をすることができる。
 CPI-WS001(マスターモジュール+スレーブモジュール+ケーブル)が5万2000円、CPI-WS001M(マスターモジュール単体)、CPI-WS001S(スレーブモジュール単体)がそれぞれ3万円。


電波新聞拾い読み 2016年9月15日