カシオ計算機は電子辞書「EX-word(エクスワード)」シリーズが発売から20年で世界累計販売台数3000万台を突破したと発表した。
エクスワードは96年7月にコンテンツや検索機能が充実した本格的電子辞書として発売して以来、ネイティブ発音機能やデータカードによる辞書コンテンツの追加機能、カラー液晶表示など使いやすさを追求した製品開発をしている。
ターゲット別の製品展開も特徴で、小学校低学年モデルから大学生モデルまで学生向けに用意するとともに、翻訳家や研究者向けプロフェッショナルなど幅広く製品をそろえている。03年からは海外でも展開し、欧州やアジア向けコンテンツ搭載機も開発してきた。
現在は電子辞書で培ったノウハウを生かし、英語学習を支援するモデルの開発を進める。今年は英語学習の進捗状況をグラフで確認できる機能やスマホなどと連携できる機能を備えた新製品を発売したほか、社会人の英会話学習に必要な要素を備えた「エクスワードライズ」も発売した。