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電波新聞拾い読み 2016年7月18日

東芝とWD 四日市工場の新・第2製造棟竣工式

 東芝と米ウエスタンデジタル(WD)は15日、フラッシュメモリーを生産する東芝四日市工場の新・第2製造棟(N-Y2)の竣工式を開催した。新棟の稼働により、大容量・高性能化を実現する3次元フラッシュメモリーの需要拡大に対応し、先進的な製品を供給していく。
 N-Y2は、3次元フラッシュメモリー固有の工程を行う製造棟。主にメモリーセルを積み上げる積層工程を行う。
 竣工式には両社および施工会社、自治体などの関係者が約220人参加。東芝の綱川代表執行役社長は、披露パーティの壇上で「N-Y2の稼働によりNANDフラッシュは本格的に3次元の時代に入る。今後さらなる需要拡大が見込まれるデータセンターやエンタープライズサーバーなどでは、記憶容量の増加や書き込み速度の高速化など性能の向上が必要。3次元フラッシュメモリーの強固な製品供給体制を確立する」とあいさつした。


全国家電公取協 定時社員総会

 全国家庭電気製品公正取引協議会は15日、16年度の「定時社員総会」を開催した。昨年度の収支決算や今年度の事業計画などのほか、家電公取協のシンボルマークの愛称募集についても承認された。
 総会後に開催された懇親会で、中西宏明会長(日立製作所会長)はあいさつし「昨年度は景品表示法の順守を掲げて市場と消費者を守ることを継続し、公益性に富んだ商習慣を定着させることができた」と成果を述べた。
 また「公正な取引の徹底やシンボルマークの愛称公募など市場と会員企業に取り組みが徹底されているかが重要」とし、「ますます新しい時代に対応したものに近づいてきている」などと述べた。
 家電公取協は同日、14年7月に制定したシンボルマークの愛称募集キャンペーンを9月1日から10月15日まで実施することを発表。年末商戦以降から、販売店やカタログなどに愛称入りシンボルマークの訴求を展開する予定だ。


日本マイクロソフト 「サーフェス」シェア拡大へ

 日本マイクロソフトはタブレットでもノートPCでも使える2イン1の自社製端末「サーフェスプロ4」「サーフェスブック」をクリエータ、学生、法人の3領域に向けて販促していく。各領域に向けた販売支援策を打つとともに、特別優待なども行うことでシェアの拡大を目指す。
 サーフェスはマイクロソフト製端末として3年前に発売、現在はサーフェス3、サーフェスプロ4、サーフェスブックの3シリーズを展開している。2イン1を前面に出し、クリエータ向けには手書き入力による使いやすさを訴求するとともに、学生の利用拡大を目指したイベントなどが奏功し、この3年間でクリエーティブ用途が全体の58%、学生の割合が29%に広がった。
 法人向けではリセラーが2310社まで拡大、取り扱い量販店も9グループまで増え、現時点で2000店舗で販売している。
 着実にサーフェスが浸透してきたことで、今後はクリエータ、学生、法人の3領域での提案をさらに加速させる。


アイオーデータ 360度カメラを発売

 アイオーデータ機器は、サムスン製の360度カメラ「Gear 360」(SMC-C200NZWAXJP)を発売した。
 あらゆるシーンを3840×1920の高解像度な動画と、30MPの写真で残すことができ、一度しかない瞬間を切り取ることができる。防滴・防じんなので、野外での撮影も安心して使用できる。同機で撮影した動画や画像は取り外しのできるmicro SDカードに保存されるので、データの移動も簡単に行える。


電波新聞拾い読み 2016年7月18日