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電波新聞拾い読み 2016年7月11日

サムスン電子 業界初、UFSリムーバル・メモリーカード

 韓国・サムスン電子は、業界初となるUFS(ユニバーサル・フラッシュ・ストレージ)対応リムーバル・メモリーカードを発表した。容量は256/128/64/32GBの4種類、デジタル一眼レフカメラ(DSLR)や3D仮想現実(VR)カメラ、アクションカメラ、ドローンなど高解像度モバイル映像機器に最適の製品という。
 新製品は、JEDEC(半導体技術協会)が策定するUFS 1.0カード・エクステンション規格に準拠する親指大のカード。リムーバブル仕様のUFSカードはこれが世界初。
 読み込み速度は530MB/秒と通常のマイクロSDカードの5倍、現在最も広く使われているSATA SSDと同じ性能を実現。5GBのフルHD動画なら約10秒で読み込む。
 ランダム読み込み性能は4万IOPSでマイクロSDカードの20倍以上、ランダム書き込み性能は3万5000IOPSでマイクロSDカードの350倍、シーケンシャル170MB/秒。
 こうした性能の高さでマルチメディアデータのダウンロードや写真のサムネイルローディング、バッファクリアリングの時間を大幅短縮できるため、特にDSLRユーザーに大きなメリットを提供するという。


ブラザー販売 多数印刷向けインクジェットプリンタ

 ブラザー販売はインクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」の新製品として、多数プリント向けA4モデル「DCP-J983N」(市場想定税別価格3万4880円)を8月上旬に発売する。
 DCP-J983Nは印刷機械が多いユーザーでも安心の大容量インクカートリッジ搭載で、従来機種と比べて約2分の1の印刷コストを実現した。1枚当たりのインクコストはA4カラーが約4.6円、A4モノクロが約1.0円。1回のインク交換で印刷できるA4モノクロは、約2340枚。
 大容量インクカートリッジを搭載しながらも、コンパクトな本体サイズは維持。従来機の横幅からは約2cmの増加にとどめた。


ローム アイデアコンテスト開催

 ロームはセンサーや無線通信モジュールを活用したアイデアコンテスト「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」を開催することを決めた。
 誰もが気軽に電子工作やプロトタイプづくりに取り組む環境が広がってきていることから、学生やエンジニア、クリエーターなどによるセンサーや無線通信モジュールを使ったアイデアあふれる電子工作、プロトタイプの出来映えを競い合ってもらう。グランプリには30万円の賞金を出す。
 第1回の今回は、ロームのマイコンボード「Lazurite(ラズライト)」シリーズ、センサー評価キット「Sensor Shield」、同「Sensor Medal」、電池不要無線通信「EnOcean」のローム製4デバイスを活用した電子工作やプロトタイプを募集する。詳細は7月21日公開予定のROHM OPEN HACK CHALLENGE特設サイトで案内する。

HIOKI 首都圏営業所を秋葉原に移転

 HIOKIは首都圏営業所(東京都千代田区岩本町)を秋葉原に移転する。移転先は秋葉原ダイビル13階。
 顧客向けのセミナーを開催できるスペースや、新製品の展示スペースを設ける。移転日は8月2日。


熊本地震から3カ月 被災地で奮戦 サンエコライフ城南店

 スーパーパナソニックショップのサンエコライフ城南店(熊本市南区)は、4月の熊本地震で被災した顧客に休日返上で対応を続けている。自宅兼店舗は全壊したが、発生から約1週間後に敷地内の空き地にプレハブの仮設事務所を設置。既存顧客に加え、新規の問い合わせにも極力対応しているが、「既に待たせている顧客が多く、今日、明日の対応は難しいとはっきり伝えている。待たせている顧客には気の毒で仕方ない」と、牧野啓昭社長は語る。電気工事関連の知識がある人材は全体的に不足しており、とにかく人手が足りない状況だ。
 熊本市南区は、4月14日夜の前震と16日未明の本震で震度6弱を記録した。しかし、同じ南区内でも地域により被害の大きさはバラバラで、同店周辺の住宅は「半分以上が前回だった」という。
 同店は10月半ばに解体が決まったが、店舗再建のメドは立っていない。
 商売に必要なものは、サンエコライフグループ各店やメーカー販社の強力で被災した店内からすぐに取り出した。
 リースしたプレハブに顧客管理ソフトの入ったPCや家電の在庫を持ち、顧客に対応している。
 プレハブに入らない在庫は全壊した店舗内に置いているため、空き巣や盗難防止で牧野社長はプレハブで寝泊まりしている。
 地震発生直後は、地震で傾いたアンテナの修理、転倒したエコキュートや電気温水器の復旧、水道や電気の使用停止などの業務が殺到。
 暑さの到来でエアコンの問い合わせが多くなり、日が経つにつれニーズは変化してきている。
 エアコンは新規購入・設置ではなく、被災した自宅から仮設住宅や避難先のアパートへの移設が多いという。
 顧客管理はPC上でデータベース化しているが、問い合わせのあった顧客名を紙1枚に列挙している。対応顧客リストを見ながら、ため息をつく。「(対応が住んだ顧客名を)消しても全く減らない。減っては増える」のが現状。
 同店は牧野社長と、子息の雄生さん、喜代美社長夫人の3人体制。
 牧野社長と雄生さんは連日、顧客対応に飛び回る。提起優美は日曜だが「ここ4〜5年は丸1日休んだことがない」と振り返る。
 地震後に休んだのは「車を運転できないほどの大雨」だった1日だけ。
 牧野社長は「自宅の再建は後回し。店舗を何とか早く復旧したい」と語る。施設復旧にかかる費用は最大75%を国と県が補助する「グループ補助金」に申請する予定。
 交通量の多い道路に面しているため、移転は全く考えていない。店舗解体後に少しでも大きなプレハブを設置し、仮設店舗での営業再開を目指している。


電波新聞拾い読み 2016年7月11日