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電波新聞拾い読み 2016年5月24日

民放キー局各社3月期業績 4社が増収増益

 16年3月期の放送事業者の業績が出揃った。民放キー局5社のうちフジ・メディアホールディングス(HD)を除く4社が増収増益となった。
 生活情報事業は増収だったが、音楽事業が落ち込んだフジ・メディアホールディングスは微減。放送事業と制作事業の減益が響き、営業利益は全体で約5%の減益だった。
 増収組でも日本テレビHDのみ2桁の伸び。事業主体であるコンテンツ事業が好調だった。FIFA主催のサッカーやラグビーワールド杯など大型単発番組が好調。
 東京放送HD、テレビ朝日HDは売上高で微増。テレビ東京HDは地上波のスポットCM、番組販売、BS、著作権のソフトライツといった事業が増収に貢献し、日テレに次ぐ増収率だった。
 BS6社はそろって増収。唯一2桁増収のBSフジは通販番組やイベント収入が貢献し、3期連続で増収増益だった。
 約9%増収のBSジャパン(テレビ東京系)は開局15周年特別企画やプロゴルフなどの特番が貢献した。営業減益は新しいレギュラー番組スタートによる制作費の増加による。
 ビックカメラ系の日本BS放送は8月期決算。2月までの半期では、新規通販枠の獲得やBS放送の媒体価値向上によるスポットも好調に推移。
 有料衛星放送2社はスカパーJSAT HDが減収増益、WOWOWは増収減益。スカパーJSATは宇宙・衛星事業で災害対策として衛星通信の評価が高まり増収だったものの、主力の有料多チャンネル事業で減収。
 WOWOWは加入件数の増加により増収だったが、番組制作への費用投下が影響して7%の営業減益だった。


J:COM 大分ケーブルテレコムを子会社化

 ジュピターテレコム(J:COM)と大分ケーブルテレコム(OCT)は23日、J:COMがOCTの株式の過半数を取得し、連結子会社化すると発表した。
 大分市で開いた共同記者会見でOCTの佐藤社長は「潤沢な資金力と事業基盤を持つ大手通信事業者に対抗するためには、グループ入りが最善と考えた。顧客満足度向上と、従業員がやりがいを持って安心して働ける環境整備で持続的に成長していきたい」と述べた。


電波新聞拾い読み 2016年5月24日