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電波新聞拾い読み 2016年5月13日

東芝16年3月期連結決算 7.3%減収・損失拡大

 東芝が12日発表した16年3月期連結決算は、パソコンとテレビの事業縮小や電子デバイス部門の減少などで売上高は前年比7.3%の減収となった。営業損益は原子力事業やPOS関連事業での評価減などが影響し7191億円の損失を計上。最終損益は東芝メディカルの売却益約3800億円を計上したが、繰延税金資産の取り崩しなどで損失となった。営業損失、最終損失はリーマンショックの影響を受けた08年度の数値を下回り過去最大となった。
 同日会見した平田・代表執行役上席常務は「円安影響が約2300億円あったことから実質は11%減収となった。株主資本比率は5.8%となっており財務体質は不十分だ。さらなる改善を図っていく」と述べた。


シャープ16年3月期連結決算 減収減益に

 シャープの16年3月期連結決算は、液晶ディスプレイや太陽光発電、家電などの売上げ減少に加え、構造改革費用は為替の影響を受けて1619億円の赤字となった。営業赤字は2年連続で赤字幅も拡大した。
 コンシューマーエレクトロニクス事業は国内で4Kテレビや調理家電「ヘルシオ」シリーズの販売が好調だったが、中国市場で白モノ家電やテレビの販売が振るわず、減収減益。エネルギーソリューション事業は、国内太陽光市場の減速とモジュール材料であるポリシリコンの単価差の追加引き当てを行ったことなどで赤字となった。
 特に苦戦したのがディスプレイデバイス事業で、前年から1297億円の減益。ディスプレイ価格の下落や中国スマホメーカー向けの中小型ディスプレイの需要が落ち込んだのが影響。
 同社は6月30日までに鴻海精密工業からの出資を完了させ、鴻海グループとのシナジー発揮を進めていく構えだ。出資完了後に本社や東京支社の移転のほか、鴻海の拠点を活用した海外拠点の集約など人員の適正化も進める。鴻海が持つ経営資源を生かして最適化を図っていく。


シャープ 次期社長に鴻海の戴 副総裁

 経営再建中のシャープは、12日に開催した取締役会で、鴻海精密工業の戴正呉 副総裁が次期社長に就任する役員人事を内定した。6月23日に開催予定の株主総会とその後の取締役、監査役会を経て正式決定する。


電波新聞拾い読み 2016年5月13日