ヤマダ電機の16年3月期連結決算は、売上高が前年比3.1%減の1兆6127億円と低迷したが、大規模な店舗閉鎖や商品構成の見直し、在庫および販売効率の最適化を図ったことから利益が大幅に増加。営業利益は同192%増の581億5800万円、経常利益は同76.5%増の627億3400万円、純利益は同225.4%増の303億9500万円。
商品別の動向は、テレビは大型化や4K対応製品の需要増に伴う単価上昇により好調に推移していたが、年明け以降の単価上昇の一巡感や消費増税に伴う影響から、通期では低迷。
冷蔵庫、洗濯機、調理家電、クリーナー、理美容家電などの白モノは好調に推移。素エアコンは季節ごとに大きな変動があり、不安定な販売環境が続いた。
そのほかPC本体、デジカメ、携帯電話など情報家電も全般的に伸び悩んだ。
期末の店舗総数は947店舗(単体直営637店舗、ベスト電機161店舗、その他連結子会社149店舗)、FC含むグループ総店舗総数1万2087店舗だった。