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電波新聞拾い読み 2016年5月9日

3月の世界半導体売上げ 5ヵ月ぶりに前月比プラス

 米半導体工業会(SIA)の発表によると、3月の世界半導体売上高は前年同月比5.8%減の261億ドルだった。前年割れはこれで8ヵ月連続だが、前月比ベースでは0.3%増と5ヵ月ぶりのプラスとなった。
 ジョン・ニューファーCEOは「3月の売上高は前月を上回ったものの、軟調な需要や市場の循環性、マクロ経済環境が引き続き市場の成長を妨げている」と指摘した。
 地域別では、米州が前年同月比15.8%減と落ち込んだほか、欧州が同9.8%減、アジア・太平洋他も同6.4%減と低迷した。一方、前月まで19ヵ月連続マイナスだった日本は同1.8%増を記録。中国も同1.3%増加した。


アイコム ラスト1マイル通信のFWAサービスユニット

 アイコムはライト1(ワン)マイルの通信を担うFWAサービスユニットを発売した。FWAベースステーション「BS-900」、FWAワイヤレスLANユニット(陸上移動局)「SE-900FW」。
 FWAは4.9GHz帯と5.0GHz帯を使用した高速無線データ通信設備。オフィスや一般世帯と、電気通信事業者の中継系回線基地局の間を無線で接続する。ユーザーの建物までのラスト1マイル部分がケーブルの施設が難しい離島や河川、公道などの場合、無線を利用することでコストを抑え、過酷な環境下でも通信環境を提供する。
 BS-900はFWAシステムのベースステーション。これを基地局にして、端末となるSE-900FWを8台までブリッジ接続できる。インフラストラクチャモードでは128台まで接続可能。2ストリームで、最大300Mbpsの高速伝送を実現。IP67の防水・防じん構造。IEEE802.1x、WPA、WPA2に対応し、秘匿性の高い通信を実現した。


電波新聞拾い読み 2016年5月9日