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電波新聞拾い読み 2016年4月20日

熊本地震 道路寸断で復旧に遅れ

 熊本地震の被災地域では18日夜も地震が起き、続く余震を恐れて多くの人が避難生活を続けている。熊本だけでなく大分や周辺地区でも高速道路や一番道路が寸断されているため、迅速な復旧を妨げている。
 経済産業省の19日発表によると、18日午前6時の時点で、電力は熊本県で約3万3800戸が停電。阿蘇市、高森町、南阿蘇村と、崖崩れや家屋損壊等で復旧困難な場所以外は復旧している。都市ガスの西部ガスは、熊本市周辺で約10万5000戸が供給停止し、復旧作業を進めている。ガソリンスタンドは熊本県内797カ所のうち578カ所が営業中。在庫は十分にあるが、道路の寸断・渋滞で一部スタンドへの配送が遅れている。
 量販店は、熊本市南区のコジマ×ビックカメラ熊本店は19日から店舗で営業を再開した。ベスト電器も同北区の北熊本店、同東区のサンロードシティ熊本店、同南区のはません店と菊陽町の光の森店で21日から店頭で仮営業を予定している。
 ホームセンターのミスターマックスは19日、熊本県内の4店舗のうち熊本インター店(熊本市東区)、松橋店(宇城市)が臨時休業。一部飲料などを店頭で販売している。熊本南展(熊本市南区)と山鹿店(山鹿市)は通常営業している。
 19日は、JR在来線の鹿児島本線が荒尾駅から熊本駅まで本数を減らして運転を再開。福岡市から熊本市までの移動が可能になったほか、熊本空港も一部再開。維新富良野復旧とともに余震の沈静化が待たれる。


米グーグル ヤフー買収見送り

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは18日、米ヤフーの中核事業買収に関心を示していた米グーグルの持ち株会社アルファベットや米雑誌大手タイムなどが、同日締め切られる買収案の提出を見送る方針だと報じた。


熊本地震 半導体産業への影響

 14日以降、熊本と大分で断続的に発生している地震により、半導体産業全体への影響が懸念されている。
 熊本や大分をはじめ九州全域にはデバイス、製造装置、材料など半導体関連の工場が集積している。被災を免れた工場もあるが、鉄道や道路、空港などの物流網が寸断されており、サプライチェーンに影響を及ぼす可能性も出てきた。半導体関連各社は代替生産も検討しつつ、復旧に向けた点検作業に全力を注いでいる。
 半導体デバイス各社は地震発生後、操業を停止。従業員や建屋、設備などに大きな被害は確認されていないが、現在も点検作業に追われている。半導体の製造には高い精度が求められるため、慎重な点検作業が必要となる。稼働再開まで時間がかかる可能性があり、代替生産も含め検討を進めている。
 半導体製造に欠かせないプロセス材料やウエハー、パッケージの製造工場も九州全域に広がっている。これらの工場に大きな被害はみられず、通常稼働を行っているが、物流面での影響が今後懸念される。


電波新聞拾い読み 2016年4月20日