米アップルは21日、画面サイズが4インチと小さめのスマホ「iPhoneSE」を31日に日米などで発売すると発表した。24日から予約を受け付ける。記憶容量16GBモデルの日本での価格は5万2800円(税別)。アイフォーンの新機種としてはこれまでで最も安い設定とした。
SEは13年発売の「iPhone5s」と同じ画面サイズながら、昨年8月に投入された大型の「6s」とほぼ同等の性能を持たせた。アイフォーンの世界販売は頭打ちとなっており、価格を抑えた新モデルの投入により、スマホを初めて購入する人や、新興国市場の販売拡大を目指す。5月末までに110カ国・地域で発売する計画。
昨年4月に発売した腕時計型端末「アップルウオッチ」は価格を3万6800円に値下げ。
一方、タブレット型端末では、パソコンに匹敵する性能が売りの「iPadPro」の9.7インチ版を投入。価格は記憶容量32GBのモデルが6万6800円で、31日に発売する。