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電波新聞拾い読み 2016年3月17日

中国移動 LTE普及に資源を集中

 中国メディアは、中国通信事業者トップの中国移動が一部地域で独自保有のTD-SCDMA方式の3G基地局を閉鎖し始めたと報道、大きな反響を呼んでいる。
 中国移動側は3G基地局の大規模閉鎖計画を否定したが、一部地域での基地局閉鎖は認めた。
 同社は08年、中国独自技術のTD-SCDMA方式で3Gライセンスを取得、同サービスを開始した。中国聯通はWCDMA方式、中国電信はCDMA方式をそれぞれ取得。3G時代で中国聯通はWCDMA技術の優位性を生かして、市場シェアを拡大。一方の中国移動はTD技術の成熟度不足、また対応端末の不足により苦戦を強いられた。
 4G時代に入って、TD-LTE方式採用の中国移動は政府の独自技術支援方針により一足早くサービスを開始し、市場を急速に拡大。1月末までに同社の4G加入者は3億3600万人まで増え、4G市場の約9割を占めた。一方の3G加入者は1億6300万人まで急減。もともと弱いTD-SCDMA事業を縮小し、資金とマンパワーをTD-LTEへ集中させるのも自然な流れになる。


イビデンエンジニアリング 水上フロート式太陽光発電所が完成

 イビデングループのイビデンエンジニアリング(岐阜県大垣市)は、イビデン衣浦事業場(愛知県高浜市)貯木場跡地に、国内最大級の水上フロート式太陽光発電所を完成した。
 この水上フロート式太陽光発電所は認定出力1.99MW、年間発電量は約2400MW時を想定している。一般家庭で約660世帯分に相当。
 フロート架台は水上に設置されるため、軽量で腐食に強い高密度ポリエチレン製で開発した(特許申請中)。太陽光発電は通常、外気温がかなり上がる夏には発電出力が下がるが、水上フロート式は冷却効果が期待でき、野立型発電設備に比べて約5%の発電量の増加が見込める。
 2月15日に発電を開始し、14日に現地で竣工式を行った。


キヤノン デジタル一眼レフカメラ「EOSKiss X80」

 キヤノンは、デジタル一眼レフカメラ「EOSKiss X80」を4月14日から発売する。
 新製品はレンズ交換式カメラEOSシリーズのエントリーユーザー向けで、Wi-FiやNFCに対応し、スマホやタブレットなどの携帯端末に転送できる。
 APC-Cサイズの約1800万画素CMOSセンサーと、映像エンジンを搭載。また、モードダイヤルによる9つのシーンに応じたオート撮影機能、クイック設定機能、機能ガイドなどを搭載した。
 視野率約95%、倍率0.8倍の光学ファインダとホールド性に優れたグリップの採用により、手ブレを抑えて撮影することができる。
 同社オンラインショップ価格は税別4万5800円(本体)。


ソニー 仮想現実端末、10月発売

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は15日、米サンフランシスコで、バーチャルリアリティ(VR、仮想現実)ゲームを楽しめるゴーグル型映像端末「プレイステーション(PS)VR」を10月に世界で発売すると発表した。今年はVR端末の発売が相次いでおり、市場拡大が期待されている。
 日本での価格は4万4980円(税別)。
 PSVRは据置型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」に接続して使う。頭部の動きに合わせてゴーグル内に映し出される映像が変化し、ゲームの世界の中に入り込んだような体験ができる。
 SCEは14年に試作機を公開。日本の34社を含め230社以上のゲームソフトメーカーが参入予定で、年内に50以上のゲームソフトが発売される見通し。映画などゲーム以外での活用も見込まれている。


LGエレ ワイド画面モニター8機種

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、16年モデルのワイド画面モニター全4シリーズ8機種を24日から発売する。
 同製品はシネスコサイズ21対9の画面アスペクト比により、様々なシーンで利用できる。
 曲面型パネルは、臨場感あふれる迫力の映像を楽しむことができ、映画鑑賞や広い表示領域でゲームプレーを有利に進めることができる。オフィスで複数のウインドウを並べて作業が可能。
 曲面型のUC88(29/34型)をはじめ、フラット型のUM88C(34型)、UM68(29/34型)、UM58(25/29/34型)シリーズのラインアップをそろえた。
 市場想定価格(税別)は2万7000円から11万2000円前後。


アイコム デジ/アナ共用業務用無線機

 アイコムは25日、デジタル/アナログ共用一般業務用無線機を発売する。従来のアナログ方式のシステムに組み込めるほか、新たな高機能デジタル通信システム構築も可能にした。
 携帯型「IC-DV60S1」と車載型「IC-DV6010S1」を取りそろえた。ともにVHF帯対応、ARIB標準規格T102準拠。
 テキストやGPSデータなどの非音声データの送信に対応。ボタン一つであらかじめ設定した端末に緊急信号を送信し、緊急表示と警告音が鳴るエマージェンシ機能も搭載した。
 一斉/グループ/個別の選択呼出機能のほか、GPS/ステータス通信/ショートメッセージ通信のデータ送信機能、着信履歴機能、スキャン機能、秘話機能なども備えた。
 携帯型は長時間操作がない時や携帯者の転倒などで、無線機が一定以上傾くとアラートを自動的に発信するLONE WORKER機能・マンダウン機能を装備。IP55/IP54の防じん・防水仕様。アルミダイキャスト製シャーシで堅牢性に優れる。
 車載型マイクロホンをマイクハンガーにかけると、スキャン・スケルチ・音量操作・強制終話の機能が動作するマイクハンガー機能を持つ。


福岡で西日本ハムフェア

 日本アマチュア無線連盟(JARL)九州地方本部は、福岡県苅田町の日産自動車九州の体育館で「第15回西日本ハムフェア」を開催した。
 西日本各地のアマチュア無線愛好家ら前年比100人増の1850人が来場した。
 アマチュア無線を様々な角度から取り上げ、与えられた電波資源を活用した社会貢献のあり方や、楽しみながら運用の理解を得られるよう、会場では幅広い催事を実施した。
 アマチュア無線に関する様々な実演や展示を通して、1人でも多くの来場者に免許取得を働きかけるのも狙いの一つ。
 JARL各県支部をはじめ国内大手メーカーが新製品を一堂に展示。販売店は無線機屋アンテナ、電子部品、ジャンク品などを即売。
 アマチュア無線の底辺の拡大を目的にした「電子工作教室」は今年も開催し、小中学生らが参加した。


電波新聞拾い読み 2016年3月17日