米IDCは、16年の世界のスマホ出荷台数は約15億台、前年比5.7%増と前年の成長率10.4%から大幅に減速するとの見通しを発表した。
今後もかつてのような2桁増は見込めず16年から5年間の年平均成長率は6.0%、20年の出荷台数は前年比4.3%増の19億2040万台になると予想した。また、市場はローエンド分野にさらにシフトするため、端末の平均単価は15年の295ドルから20年には237ドルまで低下するとみている。
地域別で見ると、インドやインドネシア、中東・アフリカ、東南アジアの一部では健全な伸びが続いているが、米国や中国、西欧では15年成長率が1桁台にとどまった。