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電波新聞拾い読み 2016年3月3日

スマートエネルギーWeek開幕

 太陽光発電やスマートグリッド、二次電池などエネルギー関連の総合展示会「スマートエネルギーWeek2016」が東京ビッグサイトで2日、開幕した。初日から多くの来場者で会場はにぎわい、各社の商談コーナーでは活発な商談が行われている。
 太陽光発電関連では、パナソニックやシャープなど日系大手モジュールメーカーに加え、カナディアン・ソーラーやトリナ・ソーラーといった外資系メーカーも多数出展している。固定価格買い取り制度(FIT)の減額により、国内市場は産業用から住宅用へシフトする動きが活発で、メーカー各社も住宅用での事業拡大をにらんだ展示が盛んだ。
 今回のスマートエネルギーWeek2016には、電子部品メーカーも数多く出展している。太陽光発電システムや蓄電池、スマートグリッドなどの新エネルギー分野は電子部品メーカーにとっても重点市場の一つ。各社とも自社の強みを生かした技術力を訴求している。


東芝 CDラジオの新製品

 東芝はハイレゾ音源の再生に対応したCDラジオ「TY-AH1000」を3月下旬から発売する。
 新製品はCDカード、USBメモリー、PC入力端子をハイレゾ音源とする高音質再生に対応している。スピーカは、100kHzまでの広域が再生可能な2cmシルクドームツイータと、豊かな低音を再生するコーン型の8cmウーハーの2ウエイスピーカ。これらのそれぞれ独立したデジタルアンプにより、ハイレゾ音源を忠実に再生する。
 ハイレゾ再生時に点灯するハイレゾLEDと、LEDレベルメーターも搭載。さらにCD、FM/AMラジオ、携帯音楽端末などの外部機器を音源として、SDカードまたはUSBメモリーへの録音ができる。
 ラジオのタイマー予約(2件まで)と留守録保存ができるため、語学放送、深夜番組の録音に便利。ほかに、CDをSDカードやUSBメモリーに倍速録音ができる。
 市場想定価格は3万3000円前後。


NTTドコモが災害対策

 NTTドコモは2日、災害対策を発表した。地震科学探査機構と連携し、地震予測システムの実証実験への協力を行うほか、津波監視システムの運用を4日から開始。また、同社などNTTグループが石油連盟と災害時の重要施設に係る情報共有に関する覚書を締結した。
 地震予測システムの実証実験への協力は衛星測位機器を用いて地殻の変化を捉える装置を全国16カ所の携帯電話基地局に設置。津波監視システムは沖合の様子を監視するカメラを全国16カ所の携帯電話基地局に設置。津波発生時の沖合の様子を監視できるようにする。
 また、交換局の仮想化対策も公表。システムに仮想化技術を採用することで、ソフトとハードを分離。災害発生時に自動的に通信設備の容量を追加する機能や二重化運転への自動復帰で、高い信頼性とつながりやすさの向上を図る。


ソフトバンク スマホ1万6460台を回収

 ソフトバンクなどは1日、発熱・発煙の恐れがあるとして、中国の通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)が製造したスマホ1万6460台を回収すると発表した。
 回収するのは13年に「イー・モバイル」ブランドで発売された「STREAM X GL07S」。バッテリが固定されておらず、外部の衝撃が加わるとショートする危険があるという。現時点で人的被害の報告はない。
 ソフトバンクは企業買収を通じてイー・モバイルブランドを傘下におさめ、14年にワイモバイルに統合した。無償交換はワイモバイルの店頭で受け付ける。


電波新聞拾い読み 2016年3月3日