トップページ > 電波新聞拾い読み > 2016年2月3日

電波新聞拾い読み 2016年2月3日

15年の世界半導体売上げ 前年比微減

 米国半導体工業会(SIA)は1日、15年の世界半導体売上高は3352億ドル、過去最高を記録した前年から0.2%減少したと発表した。
 ジョン・ニューファーCEOは「15年の半導体売上高は、すさまじい逆風にもかかわらず前年比微減にとどまった。軟調な需要、円高、一般的な市場の流れや循環など、売上げの伸びを抑制する要因は複数あった。こうした厳しい状況だが、16年は緩やかな成長の伸びが見込まれる」と述べた。
 製品カテゴリ別ではロジックが908億ドル、メモリー772億ドル、マイクロプロセッサを含むマイクロICは613億ドルで、これら3分野で全体の68%を構成。
 また、最も著しい伸びを示したのはオプトエレクトロニクスで前年比11.3%増。このほか、センサーやアクチュエータを含むその他製品分野が同3.7%増の88億ドル。NAND型フラッシュは同2.2%増の288億ドル、アナログ製品は同1.9%増の452億ドルと前年比プラスを記録した。
 地域別では、中国のみ同74.7%増とプラス。北米は同0.8%減、日本は同10.7%減、アジア太平洋・その他は同0.2%減となった。


富士フイルム ミラーレスカメラ旗艦モデル

 富士フイルムは、プレミアムミラーレスカメラ「FUJIFILM X-Pro2」を2月18日から発売する。「X-Pro2」は、「Xシリーズ」史上最高の画質と機動性を実現したフラグシップモデルとなる。
 「X-Pro2」は、新開発の2430万画素CMOSセンサーと、超高速の新型画像処理エンジンを搭載。優れた色再現、階調再現、低ノイズと高速AFを実現した。
 新開発のセンサーとプロセッサ、超高画質フジノンXマウントレンズ、80年以上にわたり蓄積した色再現技術の融合により、卓越した写真画質を生み出す。
 OVF(光学ファインダ)使用時でも、同時に表示される小型EVF(電子ビューファインダ)でピントや露出、ホワイトバランスなどを確認しながら撮影でき、利便性がさらに向上している。
 高強度のマグネシウム合金製のボディー各部に、61カ所のシーリングを施すことで防じん・防滴・-10度の耐低温性能を実現。「Xシリーズ」で初めて、SDカードを1枚挿入できる「デュアルカードスロット」を採用し、撮影画像の保存の信頼性を高めている。
 市場想定価格(税別)は20万円前後。


エレコム USB充電器4シリーズ

 エレコムは、家庭用コンセントから各種端末を充電できるUSB充電器4シリーズを2月上旬から発売する。本体価格2670円(税別)から。
 同製品は、キューブ型でコンパクトサイズ、電源プラグを折りたためる。スマホを約2.5時間でフル充電できる急速充電対応。直付けのケーブルを装備した「ケーブル一体型タイプ」と、他の充電用ケーブルを利用可能な「ケーブル着脱式タイプ」がある。
 「ケーブル一体型」は、スマホやタブレットを接続するだけで充電が可能。ケーブル長1mの「MPA-ACMBC102シリーズ」とケーブル1.5mの「MPA-ACMBC152シリーズ」の2種類。
 「ケーブル着脱式」は、Android端末向けの「MPA-ACUBN003シリーズ」とiPhoneやiPad向けの「AVA-ACUBN003シリーズ」の2種類


三菱電機 海水アンテナ開発

 三菱電機は世界で初めて、海水を使ったアンテナで地上デジタルテレビ放送の画像を映し出せることを確認した。
 導電性のある海水を空中に噴出し、生じた水柱をアンテナとして利用することで電波を送受信する。海水アンテナ「シーエアリアル」。海岸や海上など海水があれば、どこにでも大規模構造物なしに容易に設置でき、移動もできる。
 一般的にアンテナは波長に応じてサイズが決まり、低い周波数では数目減るから数十メートルの高さが必要。このためアンテナは、強大なアンテナ構造と、これを支える基礎を含めた大規模構造物が必要であった。
 同社はアンテナ用の新素材として、自由に形を変えられる導電性を持つ液体に着目。自然界に豊富に存在し、海岸や海上のどこにでも容易に大型の噴水を作り出せる海水アンテナ構造を利用することで、移動可能な大型アンテナを容易に設置することが可能になった。
 噴き上げられた水柱は海水面と物理的につながっているため、そのままの形状では電流が海中へと流れてしまうが、アンテナ送受信部にのみ高周波電流を流し、電波を遮断しやすい4分の1波長の長さを持った筒状の絶縁ノズルを開発。水柱に接続する高周波電源部から海中への電流を遮断した。
 また、海水の導電率は金属に比べると大幅に低いため、水柱の抵抗値を下げて水柱を太くして低い導電率を補う構造とし、必要十分な太さをシミュレーションにより設計。実用レベルのアンテナ効率70%を実現した。


箱根登山鉄道 NECのデジタル列車無線導入システム導入

 箱根登山鉄道は「デジタル列車無線システム」の運用を開始した。同システムはNECのデジタル無線システムを採用している。
 列車無線システムは、列車に搭載された無線装置を基地局経由で指令所と接続することにより、情報伝達などを行うシステム。
 箱根登山鉄道は、従来のアナログによるシステムのデジタル化を行うことにより、ノイズに強く品質の安定した音声通話が可能になるとともに、通信の秘匿性も向上する。
 また、音声の送受信を同時に行える複信方式を採用したことによって、列車および指令所間における情報の伝達が円滑に行える。


電波新聞拾い読み 2016年2月3日