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電波新聞拾い読み 2016年1月29日

パナソニック ノートPC用バッテリパックの無償交換

 パソナニックは、ノートパソコン用バッテリパックの無償交換を実施する。対象バッテリパック品番はCF-VZSU61U/VZSU64U/VZSU56AJS/VZSU67JS/VZSU68JS(製造期間11年7月−12年4月)、対象個数は1万7613個。
 ノートパソコンCF-S9/S10/N8/N9/N10/F9/F10/J10の8シリーズの一部機種に同梱したバッテリパックとオプション・サービス用(8シリーズおよびCF-S8/J9両シリーズ用)で販売したものが対象。
 15年11月に京都府でバッテリ部を中心に焼損した事故を受けての措置。同社の調査によれば、当該バッテリパックに使用する電池セルのうち特定の電池セルロットに導電性異物混入の可能性があることが判明した。


IPA 10-12月脆弱性対策情報DB登録状況

 IPA(情報処理推進機構)セキュリティセンターが28日、15年第4四半期(10-12月)の脆弱性対策情報データペース「JVN iペディア」の登録状況を発表した。JVN iペディア日本語版に登録された脆弱性対策情報は1619件で、07年4月の公開開始からの登録件数は累計5万8094件となった。
 登録状況やIPAへの相談などの分析によると、添付ファイルやWebサイトの閲覧で完成するランサムウエアで悪用された脆弱性は、広く普及している製品の旧バージョンとなっていた。
 ランサムウエアで悪用された脆弱性の修正パッチや脆弱性対策情報はいずれも攻撃が確認されるよりも前に既に提供されており、IPAは利用者がアップデートを確実に実施していれば感染被害を免れることができたとみる。
 ソフトウエア利用者はバージョンを最新に保ち、自身が利用しているソフトを最新の状態に維持することが求められる。IPAでは、ソフトが最新であるかを確認するツール「MyJVNバージョンチェッカ」を無償で公開。セキュリティソフトのほか、このツールの使用を推奨している。併せて、4月12日にサポートが終了する日本マイクロソフトのサーバー基本ソフト「ウインドウズSQLサーバー2005」の脆弱性についても明らかにした。
 サポート終了後もそのままサーバーを使用していると、脆弱性を悪用した攻撃が発生した場合、修正プログラムが提供されないため、ウイルス感染やシステムの乗っ取りなど様々な被害を受ける可能性がある。
 システムの運用・管理者はサポート終了前に、移行計画を策定するなどの対処をしてほしいと、IPAでは話している。


電波新聞拾い読み 2016年1月29日