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電波新聞拾い読み 2016年1月15日

マスプロ電工 右左旋円偏波対応の4K・8K衛星放送受信アンテナ

 マスプロ電工は、4K・8K衛星放送受信の右左旋円偏波対応BS・110度CSアンテナ6機種を、1月下旬から順次発売する。
 4K・8K衛星放送は、BSや110度CSの左旋円偏波でも送出される予定で、将来に向けて左旋円偏波の信号を受信できる衛星アンテナが求められている。
 今回開発したBS・110度CSアンテナは、従来のBS衛星と110度CS衛星から送られてくる右旋円偏波の信号と、将来放送予定の左旋円偏波信号も同時に受信して、出力周波数も同時に受信して、出力周波数1032-3224MHzに変換することにより、1本の同軸ケーブルで複数の部屋に配信できる。
 ARIB(一般社団法人電波産業会)の標準規格である、高度広帯域衛星デジタル放送用受信装置「STD-B63」に準拠している。
 アンテナ設置時の作業性を考慮し、新たに取付金具の地域別仰角目盛に合わせやすい調整用目盛を設けたので、仰角の調整がスムーズにできるようになった。


東芝 眼鏡型ウエアラブル端末

 東芝はインフラの保守管理、工場や倉庫内での作業などで、作業手順やチェックリストをレンズ越しに表示させることでハンズフリーでの作業を可能にする眼鏡型ウエアラブル端末「Wearvue(ウェアビュー)TG-1」を製品化、来月末に出荷する。
 販売に先立ち、13日から国内で企業向けに受注活動を開始した。
 同製品は重さ50gで、長時間の作業でもストレスなく使えるように、軽く快適な装着性を実現。接客業務などでも違和感のない眼鏡として自然なデザインを追求した。投映部を側面後方に配置する独自の光学方式で広い視野を確保し、顔の形状や眼間距離が様々な日本人成人の98%をカバーする。
 市販のウインドウズ端末とケーブル接続で使用し、ベットウインドウズで動作するアプリケーションの用意(開発)が必要となる。


ローデ・シュワルツ ハンドヘルド・オシロ新製品

 ローデ・シュワルツ・ジャパンは、ハンドヘルド・オシロスコープ「R&S Scope Rider」(税別32万1000円)の販売を開始した。
 5種類の測定器を一つのコンパクトな筐体に納め、軍用規格もクリアする堅牢性がある。最長4時間のバッテリ駆動が可能で、2.4kgの軽量設計。電気・電子機器の設置や保守業務に最適な1台。さらに入力チャンネルや各種インターフェイスが絶縁されている。これによりCATW 600V定格までの高電圧環境下での作業が可能。
 同社が独自に開発した10ビットのA/Dコンバータを搭載。アナログ信号の入力は最高500MHz帯域を全ての入力チャネルで確保したハンドヘルドとは思えない高性能製品。また、業界初の静電式大型タッチパネルを採用、タブレットPCのような操作が可能。


電波新聞拾い読み 2016年1月15日