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電波新聞拾い読み 2016年1月14日

15年の世界半導体売上高 2%減、3337億ドル

 米調査会社ガートナーがこのほど発表した15年の世界半導体売上高(速報値)は3337億ドルで、前年比1.9%減少した。PCやスマホなど主要電子製品の需要が減速したほか、ドル相場の上昇、在庫水準の高さなどが響いたとしている。
 製品分野別で見ると、全主要デバイスがプラスとなった14年に対して、15年はまだら模様。前年実績を上回ったのはオプトエレクトロニクス、非光学センサー、アナログ、ASIC。特に好調だったのが、米アップルからの需要が増加したASICで前年比2.4%増。アナログが同1.9%増、非光学センサー1.6%増だった。
 DRAMは14年に同32%増と力強い伸びを示したが、PC市場の低迷で汎用DRAMが供給過剰に陥り平均単価が下落したことから、15年売上げは同2.4%減少。また、NAND型フラッシュメモリー市場も低迷が続き、売上高は前年比プラスだが伸びは4.1%増にとどまった。

15年の半導体企業売上高
順位社 名売上高(百万ドル) シェア
1インテル51,709(-1.2%) 15.5%
2サムスン電子38,855(11.8%) 11.6%
3SKハイニックス16,494(3.1%)4.9%
4クアルコム15,936(-17.4%)4.8%
5マイクロン・テクノロジー14,448(-11.2%)4.3%
6TI11,533(0.0)3.5%
7東芝9,622(-9.8%)2.9%
8ブロードコム8,419(-0.1%)2.5%
9STマイクロ6,890(-6.6%)2.1%
10インフィニオン6,630(16.5%)2.0%


15年のPC世界出荷 10%減、2億7600万台

 米IDCは12日、15年の世界PC出荷台数は前年比10.4%減の2億7621万台だったと発表した。3億台を下回るのは08年以来で、減少幅は過去最大。
 PC市場はスマホ、タブレットとの競争激化やPCの買い替えサイクルの長期化、さらに中国経済減速なども影響し、厳しい状況が続いている。
 15年は下半期に最新OS「ウインドウズ10」搭載PCもリリースされたが消費者の反応は鈍く、ホリデーシーズンを含む10-12月(第4四半期)出荷数も前年同期比10.6%減の7190万台と振るわなかった。
 IDCでは、16年後半には買い替え需要が持ち直し、新OSの普及が進むことにより消費者のPC購入も安定するとみている。
 
15年の世界PC出荷シェア
レノボ 20.7%
HP 19.4%
デル 14.1%
アップル7.5%
エイサー7.1%
その他 31.1%


JVCケンウッド 米ガーミン社と協業10周年

 JVCケンウッドは米ガーミン社とのカーナビにおける協業開始から10年の節目を迎えた。これを記念して、9日まで米国ラスベガスで開催されたCES会場で、河原春郎会長兼CEOからガーミン社のクリフ・ペンベルCEOに記念品が贈呈された。
 同社とガーミン社は06年に、ケンウッドブランドのと車載用AVシステムとガーミンのナビを統合した製品を開発し、欧米市場に投入したことから始まった。07年には販売地域をアジア、中近東、オセアニアなどへ拡大。08年には市販向けAV一体型ナビの独占販売協定を締結するなど、世界展開を図ってきた。
 ガーミン社のナビエンジンは自動車メーカーの世界戦略車向け純正カーナビに求められる高い信頼性を有している。この強みとJVCケンウッドが次世代の柱として開発を進めているデジタルコックピットと融合させ、自動車メーカー向けの純正事業拡大を目指す。


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