エプソンはインクジェットプリンタの新商品として、本体側面に大容量インクタンクを装着した「エコタンク搭載プリンター」3機種を国内に初めて投入する。
同社は海外市場でのニーズに対応するため、10年からアジアを皮切りに大容量インクタンクを装備した「エコタンク搭載プリンター」を発売してきた。新興国を中心に130カ国に投入してきた実績を踏まえ、14年から西欧、15年からは北米など先進国にも投入している。
今回、日本でも「選択肢を広げ、多様なニーズに応える」ため、発売に踏み切る。
新商品3機種はこれまでのインクジェットプリンタとは異なるコンセプトで、2年分の大容量インクを同梱し、インクの追加購入と交換の手間を軽減でき、圧倒的な低プリントコストを実現。
ラインアップはA4カラー複合機「EW-M660FT」、A4モノクロ複合機「PX-M160T」、A4モノクロプリンタ「PX-S160T」。予想市場価格はカラー機が5万円台半ば、モノクロ機が1万円台後半から2万円台後半に置いている。
「海外ではインクカートリッジ交換の手間、低ランニングコスト、環境性能などが評価されている。先進国の実績や日本での市場性などを検討、ニーズに応えていく」意向。