東京電力は7日、4月から始まる家庭向け電力の小売り全面自由化に向けて新しい料金プランを発表した。新しい料金プランに加え、ポイント付与や携帯電話などとのセット割りなども用意する。8日から電話、15日からWebサイトからの先行受付を開始する。
東電は従来プランをベースにした標準的な「スタンダードS/L/X」つき600kWh以上といった契約容量の大きな家庭を対象に故障時などの駆け付けサービスを付帯した「プレミアム」、オール電化住宅を対象にした「スマートライフ」、夜間料金が得になる「夜トク8/12」の4つを用意。
これらのプランに、21社ある提携先とのセット割りや新サービスなどを組み合わせた提供も行う。
例えば、月400kWhの使用量の家庭でスタンダードSを契約し、ニチガスとのガス供給のセットプランを選択すると、従来よりも年間で約6500円得になる。
スマートライフプランでは、昼間の料金がスタンダードプランに相当し、夜間の価格を安く設定。エコキュートとIHクッキングヒーターなどの故障修理サービスを得点として付帯している。都市ガスとスタンダードSの組み合わせにはポイントなどを加味し、年間約3万9300円得になる。
また、中部電力と関西電力エリアへのサービス展開も開始する。