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電波新聞拾い読み 2016年1月4日

各地量販店 初売り 前年上回る来客

 一部を除き好天候に恵まれた三が日、各地の量販店は前年を上回る来客で賑わった。恒例の福袋は人気商品ジャンルごとに厳選商材をそろえ、開店前から客が列を差来る盛況。各店、混乱を避ける体制を準備し、ついで買いや下見に誘導。リアル店舗ならではの接客対応で店の訴求にも注力し、初売りを盛り上げ、幸先良いスタートを切った。
 1日に100台以上の観光バスが外国人客を運んでくる東京・秋葉原。元旦から国内外の観光客でにぎわった。1日から開店のヨドバシAkibaには午前8時30分売り出し「夢のお年玉箱」を求める客が店を取り巻いた。カメラ、PC/タブレット、テレビ/レコーダ、オーディオ/イヤホン、家電、玩具、ゲーム、時計、SIMフリー、スマホの人気製品分野に分けた36種のお年玉箱は午前中に完売。大型白モノや4Kテレビ、高級音響、シアターにも客が多く、三が日は連日混み合った。
 ヤマダ電機日本橋総本店池袋は「初売り総力祭」を展開。2日は3000円から40万円の「最新家電・リフォーム福袋」を用意。開店前から客が詰めかけ、各売り場にも通常週末をはるかに超える客が詰めかけ盛況。3日も日替わり製品を求める客が来店。暖房機器など季節商品もよく売れ、新春ならではの活発な商いが展開された。
 ヨドバシカメラ梅田はお年玉箱目当ての客が開店前に2000人以上並んだ。開店30分後には一眼レフやミラーレス一眼カメラ、SIMフリー端末、タブレットPC、ゲーム機のお年玉箱が完売。レコーダや白モノ家電売り場も盛況。
 上新電機日本橋1ばん館は4Kと2Kテレビを中心に好調。暖房や冷蔵庫など大型白モノ家電も好調だった。「楽観視はできない状況だが、初売りは幸先良いスタートが切れた。売り場では大型商品を扱う3階のお客さま応対が多かった」と店長。
 ビックカメラ名古屋駅西店は周辺のデパートや地下街が2日から初売りとなる中、1日に開店しにぎわった。家族連れや若者のほか、外国人観光客の姿も見られた。数量限定の福袋は37品目中29品目が午後5時までに完売した。BSレコーダやノートPC、タブレット、デジタル一眼カメラなど3万円前後の福袋が人気。各売り場ではPCと周辺機器、ハイレゾ、玩具・ゲーム機、炊飯器、加湿器や空気清浄機などのコーナーが特に盛況だった。
 エディオン豊田本店は1日の朝10時開店時に約100人の行列ができ、台数限定20種の福袋や日替わり特価品を中心に、持ち帰りの小型家電を買う家族連れでにぎわった。子供連れの若いファミリーにはゲーム・玩具。主婦は調理家電。男性客はヘッドホンやデジカメ。若い女性客はスマホや理美容器具が人気。
 仙台市内は曇りで気温は例年より高かった。ヨドバシカメラ仙台は1日から営業。初売りは2日午前6時開始。開店前に約2000人が並ぶ盛況ぶりで人出は前年を上回った。カメラ、PC、AV、家電、ゲームなどの夢のお年玉箱購入後、日替わり商品や家電各製品を品定めしながら買い求める客で終日混雑し、レジ前は行列ができた。
 広島は好天に恵まれ気温も平年を上回った。エディオン広島本店は初詣や周辺のデパート、商店街の帰りの立ち寄り客も多くにぎわった。初売りにはサンフレッチェ広島のJリーグ優勝トロフィーなどが展示され、一目見ようとする客が詰めかけた。好調製品は4Kテレビ、オーディオ、PCで、高機能、高単価の商品を求める客が多い。福袋は理美容、タブレット、調理家電売り場に人気が集まった。


政府、五輪サイバー対策本格化

 開催まで5年を切った20年東京五輪・パラリンピックに向け、政府はサイバーテロ対策を本格化させる。
 12年のロンドン五輪でもサイバー攻撃が相次ぐなど、世界からの注目を浴びる五輪は格好の標的。競技の中止や電気、交通インフラの混乱を防ぐ体制強化に加え、高度なIT技術を持ち攻撃に対処する「ホワイトハッカー」などの人材育成も急ぐ方針。
 政府は今春にも電力、交通インフラ、宿泊など東京五輪に関係する重要業種を指定。16年度以降、サイバー攻撃で起こる事態の想定や、対策の構築を始めてもらう計画。
 人材育成も急務。政府は17年4月にも新たな国家資格「情報処理安全確保支援士(仮称)」を創設し、試験制度を導入する。20年までに3万人の資格取得を目指し、政府関係機関や重要インフラ機関に配置していく。さらに、攻撃者と同等の高度な知識や技術を持つホワイトハッカーも一定数確保する。
 しかし、ホワイトハッカーに関しては「試験や学校で育てることができない」(経済産業省)のも事実。同省はIT技術を競う大会の開催やセキュリティに興味を持つ若者向けの育成キャンプを通じて人材発掘を進めていく。


ITU 米ジョージアテックと提携、IoT標準化推進と応用拡大

 国際電気通信連合(ITU)はIoTの標準化推進と応用拡大に向けて、米ジョージアテック(ジョージア工科大学)と提携することになった。
 ITUとジョージアテックは将来に向けてのIoTの重要性を認識、IoTの標準化と関連アプリケーションの効率的な管理を推進することで一致した。ITUの趙事務総局長は「(今回の協業は)我々が来たるべきIoT時代を迎える重要なステップになる」とのコメントを発表した。
 米国有数の工科大学であるジョージアテックはこれまでにIoT関連でセンサー、信号処理、サイバーセキュリティ、自律システム、コンピュータアプリケーションなど多くの分野で実績がある。「世界に向けた挑戦のためのソリューション開発をITUと共同で取り組む」(ピーターソン学長)との考え。


めざせ世界初の「台風発電」

 役職員3人のベンチャー企業、チャレナジー(東京都墨田区)が新型風力発電機の開発に取り組んでいる。台風の強い風から電力をつくる世界初の「台風発電」。
 町工場が集まり、ものづくりの町として知られる墨田区の浜野製作所が技術開発で支援。清水社長は「新しい発電機をつくり、下町から世界に発信したい」と、目を輝かせる。
 風力発電は世界的に需要が伸びているものの、日本では思ったほど普及していない。台風などの強風時に制御が効かなくなるなどの課題があるため。
 チャレナジーが目指す発電機は風の力で羽根を回す一般的なものではなく、回転する円筒が風を受けた時に発生する揚力を活用する。風がどこから吹いても対応できるように円筒を縦に置いた。
 こうしたタイプの風力発電機が実用化されれば世界初で、強風でも微風でも発電が可能となる。手始めに、大きなエネルギーを持つ台風から電力をつくる実証実験を、今夏に沖縄で行う。開発が順調に進めば18年中にも販売を始め、「20年の東京五輪で世界にアピールしたい」(清水社長)という。


電波新聞拾い読み 2016年1月4日