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電波新聞拾い読み 2015年12月28日

EU28カ国のケーブル加入、6450万世帯

 欧州のケーブルテレビ業界団体ケーブルヨーロッパによると、14年末の欧州連合(EU)28カ国のケーブル加入世帯は6450万世帯。前年末より775万世帯増えた。
 欧州でもテレビ、インターネット、電話の各サービスに加入するトリプル契約が増え、特にネットと電話の通信サービス収入が全体の50%を占めるまでになった。
 欧州のケーブルインターネット加入は3179万件と、前年より223万件増加。ケーブル電話加入は2512万件で、同138万件増えている。
 ケーブルインターネットではDOCSIS3.0規格を導入して高速化を図り、現在の欧州での平均ネット速度は下りで400Mbps以上、上り100Mbps以上。欧州では下り10Mbpsの速度を可能にするDOCSIS3.1規格の導入が検討されている。
 ブロードバンド加入は14年末で1億5790万件あり、DSLが71%と大半を占める。ケーブルは20%未満の18%、FTTH(光ファイバ)は11%、DSLが依然としてFTTHより上位という現象は日本と全く正反対。
 ケーブルインターネット加入数の国別上位3カ国はドイツ、英国、オランダと、ケーブル電話でも同じ上位3カ国が占める。テレビ加入は5639万件あり、デジタルが半数を超え、アナログからデジタルへの移行が進みつつある。


エリクソン 5G技術の研究開発で中国移動と覚書

 スウェーデンのエリクソンは、中国移動通信研究員(CMRI)と第5世代移動体通信システム向け技術の共同研究に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。
 両社は20年の5G商用サービス開始に向け、新しい5Gエアインターフェイス(無線伝送方式)の検証、試験、標準化などを行う。
 また、5GとLTE-Aの連携のほか、将来の産業分野における利用をサポートする革新的なRAN技術の利用、ナローバンドIoTの実証実験や評価なども共同で行う計画。
 CMRIは5G技術研究で、世界中のキャリアや通信機器メーカーと協業。7月には中国のファーウエイ(華為技術)と5G中核技術の研究で提携している。


シャープ 寒冷地エアコン本格参入

 シャープは今年度から、エアコンの普及率が全国に比べて低い寒冷地域におけるエアコン普及に本格的に取り組んでいる。寒冷地専用モデルとしてKシリーズ(3.6kW/4.0kW/5.6kW)を投入し、エアコンビジネスの裾野拡大につなげる。
 北海道、東北などの寒冷地域では、エアコンによるヒートポンプ暖房への信頼性が低く、従来は普及が進まなかった。近年、エアコン暖房性能の向上や、寒冷地エアコン開発に各社が本腰を入れることに対応し、次第に冬場の暖房機の一つとしてイメージが浸透しはじめ、普及率が着実に高まり始めている。
 同社では1997年から北欧向けにエアコンを開発し、海外では寒冷地エアコン販売の高い実績を持っていた。現在でも北欧、北米でも寒冷地エアコンを販売、かつては北欧スウェーデンで寒冷地エアコンのトップシェアを獲得したこともある。
 今回、この実績を背景に、寒さの中身が北欧と日本(寒冷地域)によって違うことを考慮し、日本の厳しい積雪に対応できる仕様へと磨きをかけて、日本向けに商品を開発。各社が狙う寒冷地エアコン市場において、シェアアップを狙う。
 Kシリーズは、長年蓄積してきたロングパネル気流制御技術を活用。外気温-15度でも足元暖房35度を実現している。また4.0kWでAPF6.3と高い省エネ性も達成。低温暖房能力は8.7kWも-15度時の暖房能力は6.7kW、外気温-25度でも運転可能など、高い暖房性能を持つ。
 同社では投入するにあたって、徹底してフィールドテストを実施。14年11月から15年3月まで、釧路、旭川、盛岡、秋田、大仙、新潟で実施し、高い省エネ性と暖房性能を確認、市場投入した。


電波新聞拾い読み 2015年12月28日