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電波新聞拾い読み 2015年12月24日

15年の世界半導体売上高 上位20社の半数が前年比マイナス

 米調査会社IHSテクノロジーは、15年の世界半導体売上高ランキング(速報値)を発表した。スマホ市場の成熟化や中国経済減速、為替変動の影響もあり、上位20社中で約半数が前年比マイナスだった。一方、米フリースケール買収効果でオランダのNXPが大幅伸長し、前年15位から7位に浮上。米アップルも自社スマホ用チップの売上げ増で13位に躍進した。


NHK 紅白で8Kパブリックビューイング

 NHKは31日、「第66回紅白歌合戦」で8Kでライブパブリックビューイング(PV)を実施する。PV会場は横浜市中区の赤レンガ倉庫、千葉市のイオンシネマ幕張新都心、NHK放送博物館(東京都港区)、NHK京都放送局(京都市中京区)の4カ所。


中国総合通信局 X帯気象レーダーの実証実験を公開

 中国総合通信局は「X帯無線航行レーダー帯域における気象レーダーの利用に関する調査検討会」を設置し、7月から調査検討を行っている。
 同局は中国情報通信懇談会と共催で、広島県東広島市の広島大学構内で「小型気象レーダーの活用法と課題」と題して、調査検討会のX帯気象レーダーの実証実験を公開した。
 近年、増加傾向にある集中豪雨。気象レーダーは従来のC帯(5.3GHz帯)気象レーダーに比べ、局所的な集中豪雨を事前に察知するため、X帯(9.4GHz帯)気象レーダーが開発された。
 実証実験公開では、広島大学内の建物屋上に設置されたX帯気象レーダーを披露。小型で設置が簡単なことなどが説明された。11月中旬から12月中まで実験が行われる予定で、降雨強度のデータを測定するとともに、国土交通省のXRAIN取得データとの比較を行うという。


政府が温暖化対策計画で骨子案

 政府は22日、30年までに温室効果ガス排出量を13年比26%削減する目標の達成に向けた「地球温暖化対策計画」の骨子案をまとめた。
 LEDなどの高効率照明の普及といった省エネルギー対策の推進などを掲げる一方、焦点となっている石炭火力発電の抑制策などは電力業界と引き続き協議する。政府は来春までに計画を策定する方針。


電波新聞拾い読み 2015年12月24日