総務省がまとめた「9月末の電気通信サービスの契約者数およびシェアに関する四半期データ」によると、9月末の携帯電話契約数(PHS除く)は1億5289万件。前年同期より5.1%、前期より0.9%増えた。
このうち3.9世代もしくは第4世代(4G)に位置付けられる高速通信サービスのLTE契約数は7905万件で、前年同期比40.7%、前期比5.1%伸びた。スマホへの契約切り替えがLTE契約増加を促している。
契約者数における事業者別シェアではNTTドコモがトップの43%を占め、前期比0.3ポイントアップ。KDDIとソフトバンクグループが激しい2位争いを展開している。9月末時点ではKDDIは28.8%、ソフトバンクは28.2%。KDDIは前期比でほとんど変わらず、ソフトバンクは0.3ポイント下げた。
他の通信事業者から通信基盤を借り受けで独自のサービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)の契約数は9月末で1063万を数え、初めて一千万を超えた。前年同期より26.4%の増加で、携帯全体に占めるMVNOの比率は6.7%となり前年同期比1.2ポイント増。
MVNOの事業者数は199社となり、前期より11社増えた。最近ではケーブル局や量販店がMVNOサービスに参入する例が多い。