携帯電話関連の業界団体であるGSAは7日、第4世代移動体通信システムLTEおよびLTE-アドバンスト(LTE-A)の世界契約数が9月末で9億850万件に達したと発表した。
LTEの契約数はこれまでのどの通信システムより急速に拡大しており、7-9月(第3四半期)純増数は1億5170万件。3G/HSPAの契約純増数を83%上回った。伸びをけん引しているのは中国。7-9月だけで7700万件増え、9月末の総契約数は3億200万件にまで達した。
地域別では、アジア太平洋が9月末のLTE契約全体の53.3%を構成。
世界2位のLTE市場である北米は契約数2億1900万件、シェア24.1%で半年前の29%から縮小。欧州のシェアは15.2%。西欧の契約数は1億1500万件だった。
最近では特に振興地域での伸びが目立っている。南米・カリブ海地域のLTE契約数は3600万件と1年で約2800万件、率にして346%増加。また、中東は前年比144%増の2570万件、ロシアも同119%増え1億件を突破した。