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電波新聞拾い読み 2015年12月7日

東芝と富士通 PC事業の統合検討

 東芝と富士通がパソコン事業の統合に向け検討に入ったことが4日、分かった。ソニーのパソコン部門が独立した「VAIO」が合流する可能性もある。
 背景には、スマホやタブレット型端末の普及に伴う、国内外のパソコン市場の縮小がある。米マイクロソフトの「ウインドウズXP」のサポート終了に伴う買い替え需要も一巡し、各社とも市場縮小に対応したパソコン事業の見直しが急務となっている。
 市場調査会社IDCジャパンによると、世界のパソコン出荷は11年の3億6382万台をピークに減少。15年は2億7674万台と7年ぶりに3億台を下回る見通し。日本国内の出荷も低迷し、電子情報技術産業協会によると、15年4-10月の出荷台数は382万台と前年同期に比べ3割減少した。
 市場縮小の逆風が吹く中、東芝は不正会計問題が発覚。製造委託先などにパソコン部品を転売、利益をかさ上げしていた実態が明らかになり、危機感が高まった。室町正志社長は「ダイナブック」ブランドで知られるパソコン事業について、「制約のない構造改革を進める」と明言した。
 一方、富士通の田中達也社長は「競争に勝ち抜く製品開発と事業展開を目指す」として、16年春ををメドに「FMV」のブランドで展開するパソコン事業を分社化する方針を10月末に示していた。
 VAIOは4日、東芝、富士通との事業統合に関して「(親会社の)日本産業パートナーズに確認したが、統合の打診は受けていない」(広報部)と否定した。


10月の世界半導体売上げ2.5%減

 米半導体工業会(SIA)が3日発表した10月の世界半導体売上高は、前年同月比2.5%減の290億ドルだった。前年実績を下回るのはこれで3カ月連続。
 一方、前月比ベースでは1.9%増加と、3カ月連続プラス。ジョン・ニューファーCEOは「半導体売上高はこの数カ月間、安定化の兆しを見せている」と述べた。
 地域別で見ると、前年同月比では中国が5.7%増を示したほかは全地域でマイナス。日本は同10.5%減と15カ月間連続の前年割れとなった。
 前月比では、小幅ながら全ての地域がプラスを記録。米州が同3.9%増、欧州、中国、アジア太平洋は同1%台の伸び、日本も同0.4%増加した。


15年のスマホ世界出荷 9.8%増、14億3000万台

 米IDCは、15年の世界スマホ出荷数は前年比9.8%増の14億3000万台と、同社が統計を取り始めて以来、初めて1桁台の成長率にとどまるとの見通しを発表した。
 8月の時点では同10.4%増の14億4000万台を見込んでいたが、アジア太平洋(日本を除く)、南米、東欧の伸びが鈍化しているとして、下方修正した。
 OS別の15年出荷シェアは、アンドロイド81.2%、iOS 17.3%、ウインドウズフォン2.2%、その他0.8%と予想。


HIOKI ロゴマーク青色に変更

 HIOKIは来年1月1日、コーポレートロゴマークのカラーを青色(HIOKIブルー)に変更する。
 ロゴマークのメッセージとして「人を育み、新しい価値を生み出す 情熱を持って高品質の商品の商品を世界に届ける」という思いを込めている。ロゴマークのデザインは「HIOKI」の「O」の形が楕円形で地球が卵を抱擁する姿をモチーフにしている。
 コーポレートカラーの青色は06年から製品に展開している色で、「真摯に顧客と向き合い、ひたむきな情熱でものづくりに取り組み、信頼や愛着を感じていただける高品質な製品を世界中のお客さまに提供する」という意味を持つ。


電波新聞拾い読み 2015年12月7日