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電波新聞拾い読み 2015年12月4日

無線通信新規格Wi-SUN HAN 対応モジュール、来月から供給

 宅内エネルギー管理システム(HEMS)コントローラとエアコン、照明などのHEMS機器をつなぐ家庭内ネットワーク(HAN)の無線通信新規格「Wi-SUN HAN」対応無線通信モジュールの供給が16年1月から始まる。スマートメーターとHEMSコントローラ間(Bルート)の無線通信に920MHz帯のWi-SUNを採用することを日本の電力各社が決定。これを受けて様々な有線通信や無線通信が使用されていたHAN側でWi-SUNを採用する動きが高まっているためだ。新開発の無線通信モジュールが10月に世界で初めてWi-SUN HAN認証を取得。同規格の相互接続試験の基準器としても指定されたローム、ルネサスエレクトロニクス、情報通信研究機構(NICT)の3社が先行して同無線モジュールの拡販、普及に乗り出した。


照明工業会が見解 「20年製造禁止はない」

 日本照明工業会は2日、「20年に白熱灯、蛍光灯製造が禁止されることはない」との見解を発表した。
 同工業会は新聞、テレビなどで、白熱電灯や蛍光ランプが20年をメドに実質製造禁止となるという報道について「経済産業省に内容を確認したところ、照明製品を一本化した新たなトップランナー制度の導入検討がこれから開始されるが、これは20年に白熱灯、蛍光灯の製造を禁止するものではない、との回答を得た」と述べている。
 さらに、トップランナー制度については「まだ政府と製造時業者間の議論も始まっていない。現時点で具体的な内容は一切決まっていない。今後、協議し、顧客に迷惑のかからないように推進していく」とコメントしている。
 トップランナー制度とは、基準値策定時点で最も高い効率の機器のなどの値を超えることを目標とした最高基準値方式。


米ウエスタンデジタル 10TB 3.5インチHDD

 米ウエスタンデジタル(WD)は2日、垂直磁気記録方式で世界初の記憶容量10TBを実現したエンタープライズ向け3.5インチHDD「Ultrastar He10」の出荷開始したと発表した。
 新製品は子会社HGSTが開発したもので、ヘリウムを充填したHDDでは3世代目となる。
 従来の空気充填の垂直磁気記録HDDと比較し、1TB当たりの消費電力56%低減を実現。環境に配慮したデータセンター構築を可能にする。


日本アンテナ Wi-Fi対応NTPリピータ

 日本アンテナは、Wi-Fi対応NTPリピータを発売した。新製品は電波時計の標準電波を受信しにくい場所で受信環境を大幅に改善するNTPリピータにWi-Fi機能を搭載した。
 発売した「NRW40」は、送信塔から送信された標準電波を用いることなくインターネットに接続されたWi-Fiネットワーク内に設置することで、NTPサーバから時刻情報を自動取得する。取得した時刻情報は電波時計用の信号として輻射するため、時計は市販されている通常の電波時計がそのまま使える。
 これにより、従来の電波時計向け再送信システムで必要だった受信/送信アンテナの設置工事が必要なくなる。機器から輻射される電波の範囲は半径約5mで、出力周波数は40kHzとなる。時刻制度は±1秒。微弱無線局のため無線局免許は必要ない。
 正確な時刻が常に表示できる電波時計の需要が高まる反面、鉄骨の入った建物や地下では電波時計の標準電波を受信できなかった。
 同社では電波時計の受信環境を改善する電波時計用NTPリピータの製品群を展開しており、今回Wi-Fi対応モデルを発売することで幅広い需要に応えられるようにした。


電波新聞拾い読み 2015年12月4日