世界半導体市場統計(WSTS)は1日、世界の半導体市場中期(15-17年)見通しを発表した。14年の市場はドルベースで前年比9.9%増と11年以来最大の伸びを見せたが、15年は全般的に力強さに欠け同0.2%増の3364億ドルにとどまると予想。以後、16年は同1.4%増、17年は同3.1%増と緩やかな成長が継続し、14-17年の年平均成長率(CAGR)は+1.5%、17年市場規模は3516億ドルに達するとした。
15年の地域別売上げは、アジア太平洋が同3.9%増の2018億ドル、米州は同0.6%減の689億ドル、欧州は同8.2%減の344ドル、日本は同10.3%減の313億ドルと予想。
ただ日本の場合、円ベースでは同2.9%増の3兆7895億円とプラスの見通しだ。14-17年のCAGRも+2.3%と緩やかな成長を維持し、17年の市場は3兆9362億円となるとみている。