スウェーデンのエリクソンはNTTドコモ、KDDIの両社と次世代高速無線通信5Gの共同開発で合意した。
NTTドコモとは5G向け無線装置のプロトタイプを共同開発した。
同プロトタイプは基地局の1セクタで同じ周波数を使う多数のユーザー端末に対応するため、送受信のアンテナ数を増やすMU-MIMO(マルチユーザーマイモ)技術を採用。さらに通常のネットワーク環境で、容量の拡大と消費エネルギー削減を実現するためのビームフォーミング技術なども応用している。外見はスーツケース状で、重さは約18kg。
KDDIとは5G導入までのシナリオで共通の理解を深め、5Gを構成する各部分の技術の性能と適用性を評価しながら、双方が無線およびIPコア技術の研究開発に共同で取り組むことになった。利用者が協業することで進展に向けた屋内、屋外における技術基盤を強化する。