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電波新聞拾い読み 2015年11月11日

民放連が大阪で全国大会

 日本民間放送連盟は10日、大阪市の大阪府立国際会議場で第63回民間放送全国大会を開催した。
 同大会は例年、東京で同時期に開催しているが、今回は大阪を会場に実施。大阪での開催は05年以来10年ぶり。民間放送経営者が一堂に会し、民放事業の公共性と社会的使命について決意を新たにする場となっている。同連盟は正会員201社、準会員5社の206社で構成されている。
 冒頭も、井上弘会長は「4K・8K放送や違法動画への対処、ラジオ局のメディア価値の向上など、放送業界には諸問題が山積しているが、各局が進むべき道を見つけて努力することが重要」と述べた。


米アップル PC上回る性能の大型アイパッド

 米アップルは9日、画面サイズを12.9インチと従来機種より大きくしたタブレット型端末「iPad Pro」の販売を11日に自社サイトで開始すると発表した。店頭でも今週後半に発売する。
 アイパッドプロは日本、中国、米国などで発売。「大半のノートパソコンを上回る高性能」(アップル)が売りで、イラストなどを描くための専用のペンも用意した。価格は9万4800〜12万8800円。


9月の移動電話国内出荷 24%減

 JEITAとCIAJが10日発表した9月の移動電話国内出荷台数は149万3000台で、前年同月比24.4%強だった。
 携帯電話とPHSの出荷内訳は147万7000台(前年同月比19.4%減)と2万3000台(同85%減)。このうち、スマホは夏モデルの出荷が一段落したことから46万3000台(同22.1%減)の出荷。4カ月ぶりのマイナスとなった。
 9月の全携帯出荷に占めるスマホの出荷比率は31%となった。


ソニー ベータビデオカセットなど出荷終了へ

 ソニーはベータビデオカセットと、マイクロMVカセットの出荷を16年3月に終了する。
 ベータビデオカセットは、家庭用のビデや記録用途に向け開発した磁気テープ記録方式「ベータマックスフォーマット」の記録メディアで、1975年から生産を行ってきた。同フォーマット対応ビデオテープレコーダ機器の生産は02年に完了している。
 マイクロMVカセットは、デジタルビデオカメラの記録方式「マイクロMVフォーマット」の記録用テープメディア」で、同フォーマット対応ビデオカメラの生産は05年に完了している。
 同社におけるベータマックスフォーマットの記録メディア、マイクロMVフォーマットの記録メディアの出荷はすべて終了することになる。
 ソニーは75年、ベータマックス方式の1号機となる家庭用ビデオレコーダ(VTR)「SL-6300」と、対応する記録用テープメディアのベータビデオカセット「K-60」「K-30」を発売。ベータマックスVTR機器の累計販売台数は全世界で約1800万台以上になる。ベータビデオカセットはピーク時の84年度には年間で約5000万巻を出荷した。


電波新聞拾い読み 2015年11月11日