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電波新聞拾い読み 2015年10月26日

米MS7-9月期決算 純利益2%増

 米マイクロソフトが22日発表した7-9月(第1四半期)決算は、クラウド事業は伸びたモノのPC需要低迷により「ウインドウズ」OSの販売が減少。またドル高の影響もあり、全体の売上高は前年同期比12%減の203億7900万ドルとなった。減収は2四半期連続。純利益は同1.8%増の46億2000万ドルだった。
 業務ソフト「オフィス」やCRMなどビジネスソフトを扱う「プロダクティビティ&ビジネスプロセス」事業の売上高は同3%減。為替の影響を除いた実質売上伸び率は同4%増となる。
 従来型の事業が低迷する一方、クラウド経由で提供する「オフィス365」の売上は、為替影響を除いた場合で同約70%伸長。「365」の個人契約数はこの3カ月で300万件増え1820万人に達した。
 ウインドウズOSやスマホなど個人向けデバイス、検索連動型広告などが含まれる「モア・パーソナルコンピューティング」事業は同17%減。ウインドウズのOEM売上が同6%減少。携帯電話端末の売上は実質54%減少した。


ルネサス PLCソフトモデム

 ルネサスエレクトロニクスはスマートメーターやHEMA機器向けに、各種規格に大使ソフトウエア変更で対応可能な電力線通信(PLC)用「PLCソフトモデムソリューション」を開発した。
 16年2月からサンプル出荷を開始する。価格は700円(税別)。さらに、PLC用LSIを搭載したリファレンスボードも提供する。
 開発したPLC用LSI「R9A06G037」は、内蔵デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)の性能向上および内蔵メモリー(SRAM)の大容量化により、通信用ソフトウエアの処理性能を大幅に向上した。
 通信用ソフトウエアについても、次世代の世界標準規格であるプライム1.4を含むPLC標準プロトコルおよびG3-PLC規格のCENELEC(欧州)、FCC(米国他)、ARIB(日本)など、各国の周波数帯域に向けて、順次、提供する。


電波新聞拾い読み 2015年10月26日