米マイクロソフトが22日発表した7-9月(第1四半期)決算は、クラウド事業は伸びたモノのPC需要低迷により「ウインドウズ」OSの販売が減少。またドル高の影響もあり、全体の売上高は前年同期比12%減の203億7900万ドルとなった。減収は2四半期連続。純利益は同1.8%増の46億2000万ドルだった。
業務ソフト「オフィス」やCRMなどビジネスソフトを扱う「プロダクティビティ&ビジネスプロセス」事業の売上高は同3%減。為替の影響を除いた実質売上伸び率は同4%増となる。
従来型の事業が低迷する一方、クラウド経由で提供する「オフィス365」の売上は、為替影響を除いた場合で同約70%伸長。「365」の個人契約数はこの3カ月で300万件増え1820万人に達した。
ウインドウズOSやスマホなど個人向けデバイス、検索連動型広告などが含まれる「モア・パーソナルコンピューティング」事業は同17%減。ウインドウズのOEM売上が同6%減少。携帯電話端末の売上は実質54%減少した。