次世代オーディオの中核「ハイレゾ」ロゴを冠した対応機種認定が400を超えた。CDに比べ音域4倍、音階調256倍を最低条件を最低条件として規格で、対応カテゴリは携帯オーディオ、コンポ、ヘッドホン、テレビ、PC、カーオーディオ、スマホなどに広がり、業界活性化が進んでいる。関連各社は対応製品開発に注力。海外メーカー製品の認定も始まっている。
日本オーディオ協会(JAS)は14年6月に「ハイレゾリューションオーディオ(サウンド)」の定義とは推奨ロゴを発表。同12月には米CEAとのパートナー契約を締結している。JASは先週行われた「音展2015」開幕日にハイレゾ制定後の動きと展望を発表した。
校條亮治会長はハイレゾに対する基本的な考えを「Hi-Fiオーディオにつながる新時代のオーディオ表現規格で、対応機種は、民生用の録音から再生に至る一貫した機器」と説明した。9月現在の認定カテゴリは22、対応機種は437で、認定待ちの製品が多数あると報告。「世界市場に対しても日本発・世界初の先行提案でオーディオの音の質向上を図っている。海外製品の認定も始まっている。ハイレゾ・カーオーディオの確立も目指す」と話した。