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電波新聞拾い読み 2015年10月2日

MSとグーグル合意 特許侵害訴訟すべて取り下げ

 米マイクロソフトとグーグルは9月30日、両社間の特許侵害訴訟を互いにすべて取り下げることで合意したと発表した。
 米メディアによると、両社は米国とドイツで、携帯電話などに関する特許をめぐり、約20件の訴えを起こしていた。グーグルが携帯電話機大手モトローラ・モビリティから引き継いだ特許について訴訟になっていた。


ソニー リストバンド型のウエアラブル端末

 ソニーモバイルコミュニケーションズはウエアラブル端末の新モデルとして、「SmartBand 2 SWR12」を10月17日から発売する。
 新製品は、従来の加速度センサーを利用した歩数や睡眠情報、消費カロリーなどの記録に加えて、新たに心拍センサーを搭載したことにより、心拍数やストレスレベルを記録できる。
 記録した情報は、専用情報は、専用アプリケーションをインストールしたスマホやタブレットを利用して確認できる。
 市場想定価格(税別)は1万5000円前後。


中国・紫光集団 米WDの株式取得

 HDD世界最大手の米ウエスタンデジタル(WD)と中国の国営IT企業、紫光集団は9月30日、紫光がWDの株式の約15%を37億7500万ドルで取得することで合意したと発表した。紫光はWDの取締役1人を指名する権利も得る。
 紫光はWDが新たに発行する株式を1株当たり92.5ドルで取得。
 WDは米シーゲイト・テクノロジーと世界のHDD市場を二分し、4割強のシェアを握る。ただ、中核のPC向け出荷の大幅減や単価下落などが響いて業績低迷が続いており、4-6月の売上高は31億9100万ドルで前年同期比13%減。純利益は2億2000万ドル、どう31%減少した。今回の紫光からの出資によって財務体質を強化し、長期的な成長につなげたいとしている。
 紫光集団は中国の名門、精華大学グループ傘下で、モバイル用SoCのスプレッドトラム屋RDAなどを傘下に持つ同国最大の半導体設計企業でもある。米インテルが20%を出資する。


電波新聞拾い読み 2015年10月2日