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電波新聞拾い読み 2015年7月15日

アイコム KDDI 4G LTE回線利用の業務用無線システム

 アイコムはKDDIと協業し、同社のトランシーバ同士ならauの4G LTEサービスエリア内であればどこでも同時通話、多重通話できる業務用無線システムを開発した。
 auの4G LTEの回線使用料だけで日本全国を通話範囲にでき、一斉・グループ・個別の呼び出しを同時通話で実現した。同システム用のLTEトランシーバ「IP500H」を8月下旬に発売、9月から同無線システムのサービスを開始する。
 新開発のシステムは、同社が独自開発した無線LANアクセスポイントのカバーエリアを通信範囲とするトランシーバによる通信システム「IP Advanced Radio System」を基に商品化した。一度の送信で多人数に一斉連絡できるトランシーバの機能をそのまま備え、IP技術によって通話範囲の制限を取り払い、トランシーバによるビジネスの可能性を広げた。
 福井勤社長は「IPネットワーク上で動作するとトランシーバシステムIP Advanced Radio Systemは、使い方など販売先の意向を聞いてシステムに仕上げた。今回、KDDIのauの4G LTE回線を貸してもらえ、IP Advanced Radio Systemの通話圏が日本全国に広がった。利用者は無線局免許申請や免許取得が不要、無線従事者しかも必要ない。携帯電話と同じように手軽に使うことができる」と説明する。
 有線LANを結ぶ同社のIP無線ゲートウエイIP500Gをシステムに導入すれば、LTEトランシーバIP500HのGPSデータをPCの地図上に表示できる。また、RoIPゲートウエイVEG3を導入すれば、従来の特定小電力トランシーバやIP無線・IP電話などの通信機器を同システムにつなぐことも可能。


スパコンランキング 中国「天河2号」5回連続首位

 世界のスパコン性能ランキング「TOP500」最新版(15年6月版)が13日、独フランクフルトで開催されたスパコン関連の国際会議で発表され、中国の「天河2号」が5回連続で首位の座を堅持した。
 TOP500は世界中で稼働しているスパコンの性能をLINPAKベンチマークで測定、1秒間の浮動小数点演算処理能力(FLOPS)をランキングしたもの。
 93年の6月の第1回から今回で45回を迎えるが、最近2年間はかつてのような飛躍的な性能の伸びが見られない。
 今回のリストでも、上位10機種のうち9機種が前回性能と変わらず。10位以内で初登場は、7位の「ShanheenU」だけだった。同システムは米クレイ社製で、サウジアラビアのキング・アブドゥッラー科学技術大学に設置。中東のシステムがトップ10に入るのは今回が初めて。
 日本のシステムは理化学研究所に設置された「京」が4位で最高位。ほか、38システムがTOP500に入った。


パナソニック 空間清浄機2機種

 パナソニック エコソリューションズ社は、電解水技術で作る次亜塩素酸の力で高い除菌・脱臭効果を発揮する次亜塩素酸 空間清浄機「ジアイーノ」2機種を11月1日から発売する。
 ジアイーノは、本体内で生成された次亜塩素酸(電解水)を除菌フィルタに含浸させ、汚れた空気を通過させる「気液接触方式」で除菌・脱臭する機器。新製品では電界強度設定機能を本体につけることで除菌・脱臭効果を調整したい場合、使用者が3段階の設定を調整できるようにした。
 コンパクトタイプのF-JML30-W(税別26万3000円)、標準タイプのF-JDL50-W(同35万7000円)と2サイズをそろえ、設置場所の確保が難しかった在宅介護の部屋など中小空間から病院、オフィスなど大空間まで、広さに応じて様々な分野で使える。


シャープ 福島に太陽光発電所

 シャープと芙蓉総合リースが共同出資する合同会社クリスタル・クリア・ソーラーは6月30日、福島県富岡町の冨岡工業団地の中にある「シャープ冨岡太陽光発電所」の商業運転を開始した。
 設置容量は約2.19MW、年間予測発電量は約238万kWhとなり、一般的な家庭の年間消費電力量に置き換えると約663世帯分に相当する。


電波新聞拾い読み 2015年7月15日