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電波新聞拾い読み 2015年6月22日

B-SAT 次世代BS放送向け衛星を調達

 放送用衛星の運用会社、放送衛星システム(B-SAT)は18日、4K・8Kなど次世代のBS放送向けに使用する放送衛星を米国企業から調達すると発表した。
 米国のスペースシステムズロラールから調達するもので、現在の放送衛星BSAT-3aの後継機になる。
 放送衛星システムは現在、BSAT-3a・3b・3cの3機の放送衛星を運用しているが、このうち3aは20年に設計寿命を迎える。このため、後継機BSAT-4aの発注を決めた。4aの打ち上げは17年後半に予定されている。


米マイクロソフト 大規模組織改編へ

 米マイクロソフト(MS)は17日、大規模な組織改編を行うと発表した。
 サトヤ・ナデラCEOが社員宛の書簡で明らかにしたもので、組織を「ウインドウズ・アンド・デバイスグループ(WDG)」「クラウド・アンド・エンタープライズ(C+E)」「アプリケーション・アンド・サービスグループ(ASG)」の3部門に再編する。
 これにより、ナデラCEOが打ち出す「モバイル第一、クラウド第一」の事業戦略に向け、最高の生産性サービスとプラットフォームを構築するとしている。
 WDGは、PCおよびモバイル用ウインドウズOSと、スマホ、タブレット、ゲーム機などの各種端末製品を扱う。
 C+Eは、従来のクラウド・法人事業にビジネスアプリケーション「ダイナミクス」事業を統合した。


1-3月の4Kテレビ世界出荷 前年5倍の470万台

 米ディスプレイサーチによると、1-3月(第1四半期)の超高精細4Kテレビの世界出荷台数は前年同期比約400%増の470万台だった。
 ホリデーシーズンを含む前の四半期からは減少したものの、旧正月を迎えた中国での力強い需要に支えられ、前年同期比では大幅伸長した。中国における同期の4Kテレビ出荷数は260万台、同244%増加した。
 液晶、プラズマ、有機EL、CRTを含めた全テレビの出荷数が前年同期比で約2%減と低迷する中、4Kテレビは突出した伸びを見せた。価格の低下や選択肢の拡大、視聴コンテンツの増加などが出荷増の背景にあると、ディスプレイサーチは指摘した。
 全テレビ出荷に占める4K製品の割合は9%、50型以上の製品に限ると、31%が4Kテレビで占められた。メーカー別の4Kテレビ出荷シェアは、韓国サムスン電子が32%で首位。以下、韓国LGエレクトロニクス、中国ハイセンス、サニー、中国スカイワースの順。


用語解説 プリンタブルエレクトロニクス

 プリンタブルエレクトロニクスは、印刷技術とフレキシブルな素材を用いて電子回路やデバイス、センサーなどエレクトロニクス製品を製造する新しい工法。プリンテッドエレクトロニクスとも言われる。曲げたりできるフレキシブルなディスプレイやソーラーパネル、電子ペーパー、ウエアラブル、センサーなど幅広い用途が期待される。
 例えば従来、有機ELディスプレイは半導体と同じ蒸着法(シャドーマスク方式)で製造する。光に反応して溶解するような化学物質をシリコン上に塗布。必要な回路の形状を描いたマスクを当て、光や電子線を照射して不要な部分を除去し、複雑な回路などを形成している。真空蒸着設備やクリーンルームなどの設備にも大きなコストがかかる。
 一方、技術ではスクリーン印刷、ナノプリントなどの印刷技術で有機材料を基板に塗布して発光層や回路などを成膜するため、マスクを当ててパターニングするなどの作業が不要。装置や設備の規模も小さく、コストが低減できる。


電波新聞拾い読み 2015年6月22日