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電波新聞拾い読み 2015年6月1日

JEITA 新会長に水嶋 シャープ副社長

 JEITA(電子情報技術産業協会)は5月29日開催の定時社員総会で、新会長に水嶋繁光氏(シャープ代表取締役副社長)を選出した。
 水嶋会長は、最近の業界について「14年の電子工業国内生産は前年比2.6%増と4年ぶりのプラスとなり、回復基調が見え始めている。今後、成長戦略の着実な実行委により、回復基調が中小企業も含めわが国全体に広く波及し、安定的な成長軌道に乗っていくことを期待する。機器・デバイス・サービスが様々な分野のプラットフォームとなり、社会やビジネスのイノベーションを起こすこと、個人のライフスタイルを変革していくことを通じ、日本経済の活性化だけでなくグローバル社会への貢献につながるよう、業界全体でリードしていきたい」と述べた。


「電波の日」 無線局数、増加続ける

 総務省と情報通信月間推進協議会は5月15日から6月15日を「情報通信月間」とし、全国各地で情報通信に関する行事を実施している。中日の6月1日は1950年に電波法、電波管理委員会設置法、放送法の電波3法が施行された日で「電波の日」に制定されており、記念式典が各地で開催される。
 情報通信月間中には、256の行事が行われる。今年は「スマート・ジャパン」、拡げよう可能性、つくろう未来」がテーマ。
 主催者は「社会の様々な分野に利活用できるICTの可能性を広げ、より豊かな日本の未来を創り出すとの期待を込めている」としている。
 電波を利用する無線局数は増加を続けている。圧倒的に多いのが「陸上移動局」として分類されている携帯電話で98%を占めている。次いでデジタル化が進み、多彩な業務に使われている「簡易無線局」、携帯電話用「基地局」「アマチュア局」の局数が多い。
 これらの無線局は長波と呼ばれる周波数が低く波長の長い電波から、ミリ波と呼ばれる高い周波数まで、それぞれの電波が持つ性質に適した用途別に利用区分が決められている。
 電波と情報通信は密接な関係にあり、生活に深く浸透している。


用語解説 水晶フィルタ

 水晶フィルタは、温度変化に対して周波数が安定で急峻な共振特性の水晶振動子を利用したフィルタ。必要な周波数成分のみを取り出し、不要な周波数成分を減衰させる機能を持っている。
 公称周波数端数kHz-数MHz。通過帯域幅は数十Hz-数百kHz。一般的な帯域通過フィルタは、携帯電話のRF、IF部で使用されているほか、業務用を含めた無線通信機器や有線伝送装置などに使用されている。
 水晶フィルタには、大別してディスクリート型とモノリシックがある。
 ディスクリート型水晶フィルタには、一般水晶フィルタとも呼ばれ、1つ以上の水晶振動子とコイルやコンデンサを組み合わせてケースに収めたもの。
 モノリシック水晶フィルタは、1枚の水晶板上に2対以上の電極を配置して、電極間の音響的結合による複数の共振特性を利用したフィルタ。ディスクリート型に比べて小型、軽量などを特徴としている。


電波新聞拾い読み 2015年6月1日