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電波新聞拾い読み 2015年5月28日

「JECA FAIR」開幕

 電設業界の一大イベント「JECA FAIR 2015(第63回電設工業展)」が27日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は29日までの3日間。
 テーマは「電設技術が未来を創る〜人を支えるスマート技術〜」。220社が出展し、小間数は過去最多の663小間。
 「スマートグリッド」を実現するスマートメーター、BEMSやHEMSはじめビル・工場・店舗、住宅に至る幅広い最新の電気設備が出品されている。
 ビルや工場に向けたBEMSでは契約電力を監視するデマンドコントロール装置、蓄電装置に蓄えた電力を利用して電力の平準化を図るパワーマネジメント装置など。
 アンテナメーカーも出展し、事業拡大の一環として同軸モデム、セキュリティ機器、GPS受信機、LANを利用したインターホンなどの通信関連を紹介している。
 配・分電盤分野では電磁開閉器をはじめ、漏電遮断機などの最新の機器がそろう。計測器メーカーは電気設備事業者が現場で使う赤外線サーモグラフィ、ポケットサイズマルチメーター、携帯型オシロスコープなどを出品している。太陽光関連や家庭用蓄電システム、LED照明、パソコンなど、多方面にわたっている。


ソニー 世界最小の光学30倍ズームカメラ

 ソニーは、デジタルカメラ サイバーショット「SDC-HX90V」と「同WX500」の2機種を6月5日に発売する。
 旅先での遠景撮影から日常での自分撮り、高速AFにより狙った瞬間を捉えるスポーツ撮影まで、幅広いシーンで撮影を楽しめるモデル。
 HX90Vは、高コントラスト・高精細の収納式有機ELファインダを搭載。さらに接眼検知機能を付加することで、撮影スタイルによってファインダと液晶モニターの自動切り替えができる。
 WX500は、高級感のあるシンプルなブラックとマットな質感のホワイト、深みのあるレッドと3つのカラーバリエーションから好みの1台が選べる。また、光学30倍ズームや、自分撮りがしやすい180度チルト液晶、内蔵フラッシュなど、日常から旅先まで、手軽に携行してファッショナブルに撮影を楽しめる。
 市場想定価格(税別)はHX90Vが5万5000円前後、WX500が4万3000円前後。


テレビ信州 独自のナローキャスト放送

 テレビ信州(TSB、長野市)はDXアンテナの専用受信機を使い、地上デジタル放送の空帯域を利用してコンテンツを送信する独自の「ナローキャスト放送」のトライアルサービスを実施している。
 ナローキャスト放送は、地デジの空帯域を要項活用したTSB独自のデータ放送。12年10月から実証実験を進めており、13年11月にはナローキャスト放送の免許を取得した。対象エリアは長野県内。
 昨年4月からは長野市役所の協力を得て、市からの情報発信に試験的にナローキャストを利用。市役所ロビーに地デジ対応テレビとサイネージ用ディスプレイを設置し、観光情報や無料耐震診断の案内など市からのお知らせを発信している。
 TSBではナローキャスト放送を新たな収益源の一つにしたい考え。サイネージ用ディスプレイと受信機を顧客にレンタルし、データ送信する映像制作も請け負う。
 伊藤専務取締役は「放送電波を使えば、1000台といった数であってもデータを一気に送れる」とし、「空帯域を有効活用して新しいビジネスにつなげたい」と展望を述べた。


用語解説 乾電池

 電解液を固体の材料に染みこませた筒型の使い捨て電池のこと。電池は電解液を使うが、液体のまま使うものに対し、1888年にドイツのカール・ガスナーが電解液を石こうで固めることで液体がこぼれない電池を発明し、乾いた電池ということで乾電池と呼ばれるようになった。
 乾電池は一般的に自由素伝のできない使い捨ての円筒型電池のことを指し、一次電池と位置付けられる。現在の一般的な乾電池はマンガン乾電池とアルカリ乾電池が一般的。マンガン乾電池は電池の内部は正極に二酸化マンガン、負極に亜鉛、電解液に塩化亜鉛を使っている。
 一方のアルカリ乾電池はマンガン乾電池よりも大容量で電圧低下が少ない特徴がある。マンガン電池と同様に正極に二酸化マンガン、負極に亜鉛を使うが、材料の配分などが違う。電解液には水酸化カリウムというアルカリ性液を使うことからアルカリマンガン乾電池などとも呼ばれる。
 最近の電子機器は電力を必要とするものが多く、マンガン電池の上位にあたるアルカリ電池を使うケースが増えてきている。


電波新聞拾い読み 2015年5月28日