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電波新聞拾い読み 2015年5月20日

東芝 個人向けPC 15年夏モデル9機種19モデル

 東芝パーソナル&クライアントソリューション社は、新コンテンツ保護技術「SeeQVault」にPCで初めて対応したスタンダードノート「dynabook Tシリーズ」など、9機種19モデルを15年PC夏モデルの新商品として、22日から順次発売する。
 15.6型液晶搭載のスタンダードノート「dynabook T」シリーズは、薄さ約24.5mm、重さ約2.4kgの筐体に、高性能クアッドコアやタッチ対応の高解像度4K液晶を搭載した「dynabook T95」などをラインアップした。
 「レグザブルーレイ」「レグザサーバー」で録画したテレビ番組を、HD画質のままPCで手軽に録画番組を視聴することができる。
 また、原音に近いハイレゾ音源を再生できるプレヤーを搭載。市販の外付けDACなどのハイレゾ対応機器を接続して、ハイレゾ音源を楽しめる。スマホとの連携も強化した。
 タッチ対応の11.6型液晶搭載のモバイルノート「dynabook N51」は、ビジネスシーンでの議事録作成を強力に支援する「TruRecorder」を新たに搭載した。


富士フイルム ミラーレスカメラの新型

 富士フイルムはプレミアムミラーレスカメラ「Xシリーズ」の最新モデルとして、「FUJIFILM X-T10」を6月25日から発売する。
 「X-T10」は、写真撮影の基本スタイルに最適な操作性能とデザインを兼ね備え、「ファインダーを覗いて取る楽しさ」を感じさせるプレミアムミラーレスカメラ。小型・軽量ボディーに、動いている被写体に強い「新AFシステム」と、0.62倍大型表示倍率・世界最短表示タイムラグ0.005秒の電子ビューファインダ「リアルタイム・ビューファインダー」を搭載した。
 天面には3つのダイヤルを配置し、絞りやシャッタスピードを直感的に変更できる。角度を上下に調節できるチルト式液晶モニター、2つのコマンドダイヤル、撮影スタイルに合わせてカスタマイズ可能な7つのファンクションボタンを装備。
 市場想定価格(税別)は「X-T10」ボディーが9万円前後、「X-T10レンズキット」が12万円前後。


JVCケンウッド 中長期経営計画

 JVCケンウッドは17日、営業利益140億円、ROE(自己資本利益率)10%を達成するとともに、20年度には自動車関連のオートモーティブ分野が全収益の半数を構成する中長期経営計画を推進していく。19日、東京都内で会見した河原春郎代表取締役会長兼CEOは「売上げ利益の経営指標から、ROEを主体にした経営指標で、強みの生かせる事業に集中していく」と方向性を示した。
 策定した中長期経営計画「2020年ビジョン」では、これまで進めてきた自動車向けの「カーエレクトロニクス」、放送・カメラなどの「プロフェッショナルシステム」、オーディオ関連の「光学&オーディオ」音楽ソフトなどの「ソフト&エンターテインメント」の4事業区分を再編した。
 新たにオートモーティブ分野を「成長けん引事業」と位置付けるとともに、安全やヘルスケアのパブリックサービス分野と放送やエンターテインメントのメディアサービス分野を「収益基盤事業」と位置付け、収益基盤事業が下支えしながら成長事業で拡大を図っていく。
 同社は12年、16年3月期に売上高4000億円、営業利益200億円を目標とする中期経営計画を策定したが、現状では売上高3000億円、営業利益は80億円になる見通し。
 新経営計画では、収益を目標とせずROEを主な経営指標と位置付け、投下資本利益率(ROIC)を社内管理指標とした。20年度に向けては製品販売から脱却し、市場と顧客主導のマーケットイン型のソリューション提供を目指していく。顧客の悩みを解決するパートナーとなることで顧客仕様にあったシステムやサービスをソリューションとして提供する。
 販売会社の在り方も見直す。現在、本社事業部門からの直接販売が約5割で、販社経由が5割となっているが「地域ごとに設置した地域CEOと販売会社との役割を広げ、地域運営会社として位置付けることで顧客との関係を拡大していく」計画。
 自前主義からの脱却も図る。自動車向けのデジタルコックピットやブロードバンド業務用無線などに投資するとともに、ベンチャー企業など社外との協業も進めていく。「外部とのオープンな関係を築いていく」という。


ローム 高専ロボコンに協賛

 ロームは高等専門学校連合会、NHKほかが主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」(高専ロボコン)」に、今年から協賛する。
 エンジニアを目指す若者から取り組んでいる学生向け技術支援活動の一環。
 高専ロボコンに参加する日本全国の各高等専門学校57校124チームに対し、ロボット製作に役立ててもらうために全チームを対象に約2万円の自社製品を無償提供する。抵抗器、トランジスタ、ダイオード、LSI、IC、モジュールなど幅広い製品の中から自由に選べる。
 今年の競技課題はロボットによる「輪投げ合戦」のため、ロームではセンサー、Wi-SUN無線モジュール、モータードライバーなどの依頼が多いとみている。


用語解説 データセンター(DC)

 企業の情報システムを構成するサーバーやネットワークなどのICT機器を預かる施設のこと。最新のセンターは万が一の災害時でも、ICTシステムを止めずに運用できるようになっている。
 センターの信頼性などの基準には米国の民間Uptime Instituteが作成した「Tier」が使われ、ティア1-4があり、4が最高。日本では日本データセンター協会が日本版ティアを制定している。
 DCサービスには企業のサーバーシステムを預け、個々の企業がシステムの運用を行う、いわゆる場所貸しと呼ばれる「ハウジングサービス」や、DC事業者がシステムの保守や運用などを行う「ホスティングサービス」がある。センターにサーバーや業務システムを構築、企業はインターネット経由でサービスとして利用するクラウドコンピューティングの基盤にもなっている。
 昨今は省エネDCの建設も始まっている。省電力のICTシステムの設置だけでなく、太陽光発電システムや高効率冷却設備などにより省エネを実現している。


電波新聞拾い読み 2015年5月20日