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電波新聞拾い読み 2015年5月14日

米ベライゾン AOLを買収

 米ベライゾン・コミュニケーションズは12日、米AOLを買収すると発表した。これによりモバイル動画配信やオンライン広告、コンテンツ事業の強化を図る。
 AOLの資産には、ネット接続事業や「ハフィントン・ポスト」「テッククランチ」「AOL・コム」などの世界的に知られるコンテンツブランド、ミレニアル世代を対象としたオリジナル「OTT」、プログラムにしたがった広告プラットフォームなどが含まれる。
 ベライゾンは今回の買収は、LTE網を介した高速動画配信サービスやOTT(オーバー・ザ・トップ)ビデオ戦略を加速させるものと説明。また「AOLとともに、6000億ドルと推定される世界の広告産業をターゲットとするモバイル主導型の大規模プラットフォームを構築する」とした。


JVCケンウッド 特定小電力トランシーバー2機種

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドから、特定小電力トランシーバ「DEMITOSS」の新ラインアップとなる「UBZ-LP20/27R」を5月下旬から発売する。
 新製品は、新たに「ecoモード」を搭載し、最長100時間の長時間運用を可能にした。また、受信状況が確認できる「電波メーター」や「防じん・防水機能」も搭載。さらに、新デザインを採用するとともに、利用シーンに合わせて選べる4色のカラーバリエーションをラインアップした。「同27R」は中継機に対応し、広範囲なエリアで交信できる。
 市場想定価格(税別)は「UBZ-LP20」が1万3000円前後、「同27R」が1万4000円前後。


IEEEマイルストーン認定 三菱と京大のMUレーダー

 京都大学生存圏研究所と三菱電機が共同で開発し、1984年に完成させた世界初のアクティブ・フェーズド・アレイ方式の大気レーダー「MUレーダー」が、大気科学やレーダー技術の発展に大きく貢献したことから、IEEE主催の「IEEEマイルストーン」に認定された。
 アクティブ・フェーズド・アレイ方式は、アンテナを回転させず、電気的な動作(位相変換操作)のみで、任意の方向にレーダー波を照射したり、任意の方向から来たレーダー波を受信することができるアンテナ方式。
 京都大学では70年代に同方式によるMUレーダーに関する論文を発表。70年代末に三菱電機が「分散送信方式」を提案したのをきっかけに、共同研究・開発が始まった。
 83年にアンテナ57本、出力120kWによる部分システムでの試験観測を経て、翌84年にアンテナ475本(直径103m)、出力1MWのMUレーダーが完成した。
 同レーダーは、コンピュータ制御でレーダービームを全方位に、最短400マイクロ秒の高速で操作しながら高度数百kmまでの大気の動きをリアルタイムに観測できる世界一高性能な大気レーダー。
 共同利用施設として、全国の大学・研究機関の研究者へ開放され、超高層物理学、気象学、天文学、電気・電子工学、宇宙物理学など、広範な分野にわたる多くの研究成果を生み出した。


オンキヨーグループ フィリップス製品販売

 オンキヨーの連結子会社オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、ギブソンイノベーションズとの間で日本国内におけるフィリップスブランドのオーディオ製品と、ホームエンターテインメント製品に関する販売代理店契約を締結、国内販売を開始する。
 同契約の対象カテゴリはオーディオ、ヘッドホン、ビデオ、ホームシアター、マルチメディア、ヘッドセットとその関連製品。
 今回の契約でオンキヨー、パイオニアブランド製品に加え、フィリップスブランド製品が追加されることで、オンキヨーグループが取り扱う国内AV機器のラインアップが大幅に強化される。


バッファロー iPhoneの出張修理を開始

 バッファロー・IT・ソリューションズは、自宅または法人のオフィスへ専門スタッフが出張訪問し、iPhoneを出張修理するサービス「スマッ修!」を開始した。
 サービス開始時は、iPhone5、同5c、同5sの画面交換とバッテリ交換をサービス対象とし、サービスエリアは東京23区から開始。今後、順次サービス内容を拡充、サービスエリアを拡大していく。


用語解説 マウンタ

 スマホやテレビなどエレクトロニクス製品の多くは抵抗、コンデンサ、半導体など様々な部品を、電気回路が印刷されたプリント基板(プリント配線板とも呼ばれる)に搭載し、はんだ付けにより組み立てる。
 マウンタはプリント基板に部品を1個ずつ正確に搭載する装置で、この技術は表面実装技術(SMT=Surface Mount Technology)と呼ばれ、マウンタは「表面実装機」とも呼ばれている。
 1時間に搭載できる部品の個数「CPH(Chip Per Hour)」によって、「低速機」(普及機)、「中速機」「高速機」に大別される。組み立てる製品によって選択され、スマホやタブレットPCなど大量生産の場合は高速機が用いられる。
 マウンタは日本のメーカーが強みを発揮してきたが、最近は業界地図が変わりつつある。
 マウンタで搭載される部品は0402サイズ(0.4×0.2mm)が最小だったが、0201サイズ(0.2×0.1×0.2mm)も登場した。超小型部品を高精度に搭載することが、業界の技術課題になっている。


電波新聞拾い読み 2015年5月14日