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電波新聞拾い読み 2015年4月22日

アルインコ 特定小電力トランシーバ2機種

 アルインコは今月下旬、免許や資格不要の特定小電力トランシーバで50波のグループトーク、イヤホン断線検知、VOX(ハンズフリー)などの便利な機能を搭載した「DJ-P921L/S」を発売する。
 Lが通話距離重視の約16cmのロングアンテナタイプ、Sは携帯性に優れたショートアンテナタイプ。
 送信出力10mW。受信感度は-14dBμ以下(12dB SINAD)。「DJ-P9/P11/P21」の筐体デザインをそのままに、使い勝手を継承。アクセサリ類もDJ-P9/P11/P21と全て共通で使用できるようにして、大量導入の大口ユーザーの買い替え需要に応える。
 大口ユーザーで使用頻度の低いケアモニター、コードスケルチ、個別呼び出しなどの機能をなくした。
 外形サイズ56×100×19mm、重さは電池込みでLタイプが約138g、Sタイプが約134gと小型・軽量。Sタイプは胸ポケットに収まる。
 交互中継を含む交互通話モードで全47chに対応。用途に合わせて細かくカスタマイズできる2階層式セットモード。
 電池は内蔵式、通話時間は単3形アルカリ乾電池2本で約41時間、単3形ニッケル水素バッテリ2本で約33時間。通話距離(目安、レピータ中継なし)はLタイプでスキー場や海岸などの見通しの良い場所で1kmまたはそれ以上。市街地など障害物の多い屋外で200m程度。


古河電工など 超電導フライホイール蓄電システム実証機

 古河電気工業、クボテックを含む5社が、世界最大級の超電導フライホイール蓄電システム実証機を完成させた。
 今夏には山梨県米倉山において、山梨県のメガソーラー発電所(1MW)と同装置との連携試験を開始する予定。
 「次世代フライホイール蓄電システム」は、太陽光や風邪などの自然条件で増加した電力を、フライホイール(大型の円盤状弾み車)の回転エネルギーに変換して蓄える。
 また、減少したときには、蓄えたフライホイールの回転エネルギーを電力に変換する。不安定な再生可能エネルギーによる発電と組み合わせることにより、電力の平滑化を行うことができるシステム。
 実証機は、出力300kW、蓄電容量100kWhで、重さ4トン、直径2mのCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製フライホイールを内蔵。最高6000回転/分で超電導磁気軸受により回転支持する世界最大級のシステム。
 同システムは今後、基本特性の確認・調整を行った後、山梨県が運営する米倉山大規模太陽光発電所に移設し、本夏をメドに太陽電池発電および東京電力の系統に接続し、変動の大きい再生可能エネルギーの安定導入に向けた実証実験を開始する予定。


インテル 「ムーアの法則」発表50周年

 エレクトロニクス業界の重要な出来事の一つに挙げられる「ムーアの法則」が発表されてから、今年4月で50周年を迎える。インテルはムーアの法則50周年に際して、半導体技術の革新をさらに推進し、経済、社会、テクノロジーの進展に貢献する。
 1965年4月19日、同社の共同設立者ゴードン・ムーア氏は「ICの集積度は1年で倍増し、それに反比例して製造コストは減少する」を骨子とする論文を米エレクトロニクスマガジン誌に発表した。後にムーアの法則として知られるこの予測は、世界中に技術の浸透をもたらし、今日の急速な技術的進展を表す代名詞となった。
 71年に発表されたインテル4004トランジスタとCorei5プロセッサを比較すると性能は3500倍向上、電力効率は9万倍向上、コスト単価は6万分の1に縮小した。
 現在、同社では、量産レベルでは14ナノメールとプロセスを利用しており、10ナノメートルの開発、7-5ナノメートルプロセスの研究を進めている。ムーアの法則を継続するため、EUV露光技術の進展に期待するとともに、パッケージや回路形成技術を含めた新ノード開発のため、他社との協業も積極的に行う。
 同社の夏季休暇期間の約2週間(期間未定)、科学技術館にムーアの法則50周年記念展示を行う。インテルの歴代主要プロセッサのショーケースなどの展示を予定しており、青少年のコンピュータならびに科学への興味喚起を促す。


オリックスと中電工 岡山県玉野市に太陽光発電所

 オリックスと中電工は16日、岡山県玉野市で最大出力約4.7MWの「東野崎太陽光発電所」の建設を開始すると発表した。
 オリックスと中電工は14年3月に中国エリアに置いて共同で太陽光発電事業を推進することで提携しており、本件が初の共同事業となる。


用語解説 クラウドコンピューティング

 サーバーやストレージ(外部記憶装置)、ネットワークなどのITインフラや業務ソフトなどをインターネット経由で自由に使えるようにする仕組みのこと。
 「クラウド」という言葉は、06年にグーグルのエリック・シュミットCEOが提唱したのが最初といわれている。
 クラウドにはソフトをサービスとして利用するSaaS(Software as a Service)や、ハードやOS(基本ソフト)などを利用するPaas(Platform as a Service)、ITインフラを利用するIaaS(Infrastructure as a Service)などが含まれる。
 クラウドにはグーグルやアマゾン、マイクロソフトなどが提供しているサービスのように、システムベンダー側のサービスを複数企業が共同利用する「パブリッククラウド」と、自社専用のシステムをクラウド環境で使えるようにする「プライベートクラウド」がある。


電波新聞拾い読み 2015年4月22日