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電波新聞拾い読み 2015年1月6日

2015年 各社社長の年頭訓辞

▽パナソニック 津賀一宏社長
 14年は「反転から攻勢へ」の思いで収益性にこだわり、事業構造改革の完遂と成長戦略の仕込みに社員全員で取り組んだ結果、中期計画で目指していた年間営業利益を1年前倒しで達成できる見通しとなり、営業利益率5%の実現も視野に入ってきた。
 赤字あるいは営業利益率が5%に届かない事業部は、引き続き執念をもって達成に向けた取り組みを積み重ねていただきたい。
 15年は「事業構造改革による収益性の改善」から「利益を伴った売上げ成長の実現」へと挑戦の舞台を本格的に移していく。15年は成長に向けた「挑戦の第2幕」をスタートさせる年にしたい。
 社員のみなさんに心掛けてほしいことが3つある。1つ目は「将来を具体的に描く」こと、2つ目は「クロスバリューイノベーションの徹底追求」、3つ目は「失敗のスピードを上げよう」ということで、勇気を持って、挑戦に次ぐ挑戦、前へ前へと進んでいただきたい。

▽東芝 田中久雄社長
 今年創業140周年を迎える当社は、市場の伸長に過度に依存せず、東芝ならではの成長を実現する「創造的成長」を目指す。15年もこの「創造的成長」実現のために、エネルギー・ストレージ・ヘルスケアの3つの柱を据え、世界中のあらゆる人々が生き生きと暮らせる。安心・安全・快適な社会である”ヒューマン・スマート・コミュニティ”の実現を目指していく。
 ヘルスケアでは昨年、新カンパニー「ヘルスケア社」を設立したほか、次世代製品や中長期の差異化技術の開発に特化した「ヘルスケア開発センター」を新設し、分散していたヘルスケア関連リソースを統合した。
 既存事業では様々な取り組みを融合した「ニュー・コンセプト・イノベーション」を通して社会に貢献する。

▽日立製作所 東原敏昭社長
 15年は日立がさらなる飛躍に向けた新たな一歩の年。成長のための3点を述べる。
 1つ目は「グローバル企業への変革」だ。15年は競合企業に引けを取らない「グローバル企業」に飛躍するための大切な1年になる。
 2つ目は「コミットメント」。今年は「中期経営計画」の最終年度。経営計画達成は株主やお客さまなど全ての関係者との約束で、守らなければならない「コミットメント」。
 3つ目は「成長志向のマインドセット」。一人一人が集まった「Hitachi」というチームが地域の発展に貢献、社会の人々の生活を支えていることなどを思い浮かべて、お客さまの成長と自らの成長をともに分かち合う「成長志向のマインドセット」で、全力で取り組んでいく。

▽三菱電機 柵山正樹社長
 日頃みなさんに伝えている「変革に挑戦し続け、次の地平を拓く」という思いを改めて共有したい。
 「変革に挑戦し続ける」姿勢では、「Change for the Better」の精神で、常により良いものを目指して変革していく姿勢が必要。そのために常に周囲で起こっていることに注意を払う姿勢も必要だ。うまくいっている間も常に周囲環境の変化に注意を払い、もっとうまくいくやり方へと変えていってほしい。
 「次の地平を拓く」についてだが、未開の領域に取り組むうえでは将来の目指す姿・方向が第一歩になる。目指す方向に向かって、現在地からどこを切り開くかを考える必要がある。
 進んだが想定と違うということになれば、間違ったことを攻めるのではなく、その理由を考えるようにしてほしい。

▽JVCケンウッド 河原春郎CEO
 昨年は構造改革や緊急施策など、当社にとって大変厳しい1年だったが、マーケット主導体制に向けた地域CEO制の導入などで黒字化を果たした。また「会社のかたち」の大きな変革を経て、新たな成長に向けた節目の1年でもあった。
 新しい1年を迎えるに当たり、社内の風土を活気あふれるものにしたいと考えている。従業員一人一人が自ら発想し、行動することが重要になっている。年齢や国籍、性別、年功序列などこれまでの監修にとらわれず、新しい時代の働き方を作るのは従業員一人一人、すなわち「変えるのはあなた」である。SNSなどを活用したグローバルな「現代版の草の根運動」を大いに盛り上げたいと準備を進めている。この1年、気持ちも新たに目標に向かって知恵と力を結集していこう。

▽NEC 遠藤信博社長
 今年は13年に発表した「2015年中期経営計画」の最終年であり、これまで取り組んできたことの成果を収穫し、次のステップへの成長を期する年である。
 NECグループはICTが持つ「リアルタイム」「ダイナミック」「リモート」という価値の源泉を通じて、「安全」「安心」「効率」「公平」という社会価値を創造することで人間社会に大きな貢献をしていく。昨年発表した新しい事業ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world−世界の想いを、未来につなげる」に込めた思いを、全ての社員が暑く共有し、我々が持つICT試算やインテグレーション力を生かし、世界各国の人々とともに競争しながら明るく希望に満ちた暮らしと社会を実現していこう。

▽富士通 山本正巳社長
 私たちは今、イノベーションにかじを切らなくてはならない。14年5月に、富士通は中期計画と成長戦略を発表した。その柱として「イノベーション」を掲げたのには、こうした背景がある。
 15年はビジネスイノベーション、ソーシャルイノベーションをより強力に推進する。そして、これをグローバルに実行していく。今年創立80周年を迎えることは非常に大きな喜びだ。しかし、このあと90周年、100周年を同じぐらいの、またそれ以上に大きな喜びで迎えるためには、80周年を機に生まれ変わる必要がある。
 15年を新たな富士通のスタートの年として、力を合わせて実りある1年にしていきたい。

▽アイコム 福井勉社長
 我々の成長戦略を原点に立ち戻り考えると、社是の常に最高の技術集団であれ、即ち技術立社に行き着く。生産性、コスト、品質、共有化など現場の競争力を高めることが製品価値創造の源泉であり、収益に直結する。
 技術、経営、営業の三位一体、全社一丸、ワンチームの熱意で初めて技術立社が成り立ち、現状の改善と新しい改革がなされて、成長戦略のコインの表裏となる。今を稼げる体制をしっかり構築していきたい。しっかりと収益を挙げていく1年としたい。

▽ジュピターテレコム 森修一会長、牧俊夫社長
 今年は異業種との戦いが激しくなり、「異次元の競争」の時代に突入する。当社の課題は「解約防止とテレビサービスの獲得」であり、すでに手を打っている。
 4Kでは昨年の試験放送に続き、今年はJ:COMオンデマンドでの4K_VODの開始準備を進めている。4K用STBの開発にも尽力している。今年、ネットの高速化への取り組みとしては関西を中心に下り速度を現在の160Mbpsから320Mbpsに引き上げる。
 今年はMVNOへの参入や、16年の電力小売り全面自由化に向けて準備の年になる。

▽日本マイクロソフト 樋口泰行社長
 マイクロソフト(MS)日本法人の設立から今年で29周年、来年には30周年を迎える。11年2月の「日本マイクロソフト」への社名変更と品川本社オフィスへの移転から間もなく4年となる。20年の東京五輪・パラリンピックに向け、クラウドやスマートデバイスを活用した様々な取り組みや、新サービスが続々と検討・研究されている。
 日本MSもぜひ日本の成長向けてITベンダーの側面から貢献したい。15年は将来の「日本マイクロソフト」を見据え、「変革」を推進していく。


電波新聞拾い読み 2015年1月6日