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電波新聞拾い読み 2014年12月18日

太陽光買い取り中断の電力5社 受け入れ可能量、認定設備の半分

 太陽光など再生可能エネルギーで作る電力の新規買い取りを中断している北海道、東北、四国、九州、沖縄の電力5社は16日、経済産業省の有識者会合で、受け入れ可能な太陽光発電設備の容量を公表した。5社合計の受け入れ可能容量は計1741万kWと、10月末時点で認定を受けている設備の5割程度にとどまる。
 経産省は受け入れ可能容量を上積みするため、電力会社が必要に応じて再生エネ事業者に発電量の抑制を求められる日数(現行年30日)の拡大や、発電量抑制を1日単位ではなく1時間単位で行えるように制度を変更。認定を受けながら再生エネ発電を始めない悪質な事業者の排除も行う方針で、関係省令の改正などを経て、早ければ年明けにも電力各社の買い取り再開を実現したい考え。
 ただ受け入れ可能量の大幅な上積みは難しいとみられ、認定を受けていても電力会社の送電網に接続できない再生エネ事業者が相次ぐ可能性がある。
 経産省は今後、長期的な再生エネ電力の受け入れ拡大策として、電力各社が地域間で電気を融通する連系線の活用・拡充や、電力の需給を調整する蓄電池の整備にも取り組む。


モバイルインターネット市場 欧州でも成長へ

 携帯端末を使ってインターネットにアクセスすることで経済活動を行うモバイルインターネット市場は、欧州でも大きな市場に成長しつつある。米国のボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が、グーグルからの委託で調査した。
 今回の調査によると、欧州経済のけん引役となっているドイツ、フランス、英国、イタリア、スペインの「EU5」におけるモバイルインターネットによる経済規模は13年900億ユーロ(約13兆2000億円)、関連の就労人口は欧州全体で50万人だが、このうち半数はE5という。
 BCGはEU5以外に米国、中国、日本、インド、ブラジル、韓国、オーストラリア、カナダの8カ国を含めた13カ国を調査した結果、モバイルネット経済の規模は5120億ユーロ(75兆3000億円)規模になる。この8カ国で世界のGDPの70%を占める。
 技術革新のスピードと価格低下の傾向により、EU5のモバイルインターネット市場の規模は17年までに2300億ユーロと3倍弱の伸び。年率25%のペースで伸長すると、BCGは予測している。


ヤマハ USBオーディオインターフェイス

 ヤマハミュージックジャパンは、スタインバーグ社とヤマハとの共同開発によるスタインバーグブランドのUSBオーディオインターフェイス「UR12」を12月下旬に発売する。市場想定価格(税別)は1万円弱。
 「UR12」は、iPad/Mac/PCで動作する24ビット/195kHz対応のオーディオインターフェイス。エントリーモデルでありながら、Class-Aディスクリートマイクプリアンプ「D-Pre」を搭載しており、高品位なハイレゾオーディオ環境を実現する。
 フロントの入力部には、高品位マイクプリアンプ「D-Pre」を搭載したマイク入力用XLR端子と、ギター/ベース入力用フォーン端子(Hi-Z専用)を各1基搭載している。
 リアの出力部にはRCA端子を搭載しており、24ビット/192kHzのハイレゾオーディオ環境を簡単に実現できる。
 ウインドウズやMacだけでなく、iPadとの接続にも対応。iPad対応音楽制作アプリケーションと組み合わせれば、高音質なレコーディングをシンプルなセッティングで実現できる。


用語解説 Cluster

 「クラスタ」と読み、ディスクなどの円盤記憶装置に情報を記録する際の記録単位。ウインドウズやUNIXなどの基本ソフト(OS)が、ハードディスクやディスクストレージなどを管理する際における最小の単位を指す。
 一般的なディスク状の記憶媒体は、データを同心円状の「トラック」に分類して記録し、これをさらに放射状に等分した「セクタ」に分類して記憶する。
 しかし、記録データを管理する際、「セクタ」を単位とした管理体系では、個々のセクタの分類が小さいため、容量が膨大になってしまう。そこで、複数のセクタをまとめたクラスタ単位で管理している。1クラスタ当たりのセクタ数はOSなどの種類で異なる。
 同様の原理を利用して、複数のコンピュータを一群(または複数群)にまとめることで、信頼性や処理性能の向上を狙うシステムを「クラスタシステム」などと呼んでいる。


電波新聞拾い読み 2014年12月18日