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電波新聞拾い読み 2014年11月11日

十一月十一日は「電池の日」

 11月11日は「電池の日」。11月11日を漢字で書くと+(プラス)+(マイナス)+(プラス)-(マイナス)となり、電池の正極・負極を表すことから電池工業会が制定した。安全な使い方などを訴求していく。年末は電池の需要期になるため、電池メーカー各社はキャンペーンなどを進めながら販促を強化していく計画。
 14年度の国内の一次電池市場は、4月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動から4月以降は前年比減となったが、夏頃から需要が戻りつつある。下期の需要は回復し通期では数量金額ともに微減となる見込み。
 昨今はデジカメや携帯電話など専用の充電池を使う電子機器が増えている半面、アルカリ乾電池の利用シーンも以前として多い。特にパワーを必要とする電子機器も増えてきていることから乾電池の市場は底堅いとみられている。
 国内主要電池メーカーは、長持ちでハイパワーを前面に出した高級モデルから、長持ちを重視した標準モデルまで製品群を揃え、提案を進めている。各社は用途に応じてどの電池を選べばよいか、分かりやすく示したカタログを用意し始めたほか、量販店の店頭POPでも電池の選び方などを解説するところが増えている。
 今年の各社のアルカリ乾電池の製品動向を見ると、長期保存を前面に出すメーカーが増えてきている。
 08年にパナソニックがいち早く10年長期保存を提唱し、製品展開を本格化。昨年からはFDKが10年長期保存に対応。今年は東芝ホームアプライアンスも上位モデルで使用推奨期限10年を実現している。
 各社は電池の内部構造や素材の見直しを図り、長期間にわたって安心・安全な電池の利用ができるようになっている。


用語解説 LiC

 LiCは、リチウムイオンキャパシタの略。正極は、電気二重層キャパシタ(EDLC)と同様の活性炭。負極にはリチウムイオン二次電池(LiB)と同じく炭素系材料を用いて、あらかじめリチウムイオンを吸蔵させている。
 正極はEDLCと同様に物理吸着のメカニズムを取るのに対して、負極はLiBの負極材と同様にリチウムイオンの吸蔵放出が起こる化学反応を伴う点で、ほかの蓄電デバイスとはメカニズムが異なる。
 形状は、小型から大型品までラミネート型が多く、円筒型も製品化されている。高電圧化、大容量化などの実現へ、複数個のセルを並列および直列に接続したモジュール製品として使用される。
 用途は、瞬間的な充電・放電や大電流による充電・放電、その繰り返しへの耐久性が求められる分野。
 小型品は、スマホなど小型電子機器に搭載されているICのバックアップ電源用が中心。一方の大型製品は、建設機械、フォークリフトから、太陽光および風力発電、瞬停補償装置、UPSなど。


電波新聞拾い読み 2014年11月11日