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電波新聞拾い読み 2014年10月10日

IDC Japan予測 スマホの国内稼働台数、16年にPC上回る

 IDC Japanは、国内のスマホ、タブレット、PCの総稼働台数が、14年の約1億5300万台から18年には約1億9300万台になると発表した。特にスマホとタブレットは急増し、16年にスマホがPCを上回ると予測している。
 国内の14年通期でのスマホ、タブレット、PCを合わせた出荷台数のOS別シェアは、アップルのiOSが約42%、アンドロイドが約28%、ウインドウズなど、その他OSが約30%になる見通し。


パナソニック スマホ連携、工事不要のドアモニター

 パナソニックは、手持ちのスマホで来訪者の応対が可能なワイヤレスドアモニター「VL-SDM310」(市場想定価格2万5000円前後)を11月21日から発売する。
 新製品は、スマホの普及に対応したドアモニター。モニター親機を家庭の無線LAN環境に接続し、スマホに専用アプリをインストールすることで、スマホを4台まで子機として登録できる。
 また、インターネットに接続すれば、登録したメールアドレスに来訪者の画像を転送できるので、外出先でもスマホなどで確認できる。
 玄関の呼び出し音に連動したモニター親機画面の自動表示も可能とした。家事や作業中でも、操作なしで来訪者を確認することができ、テレビドアホンと同様の使い勝手を実現した。
 モニター親機の通話ボタンを押せば、ドア前のワイヤレスドアカメラと双方向のハンズフリー通話が可能。
 ワイヤレスドアカメラは玄関のドアにかけて固定するだけ。ワイヤレスドアカメラとモニター親機は無線で通信するため、面倒な配線工事も不要。既築マンション・アパートの扉との適合性は96%と、大半の扉に取り付けることができる。


次世代無線LAN「WIGig」普及に期待

 次世代無線LANのIEEE802.11ad規格をベースにした「WIGig」の普及が期待されている。 WIGigは60GHz帯を利用するもので、「ワイヤレス・ギガビット(WIGig)アライアンス」が開発した最大7Gbit/秒のデータ転送能力を持つ技術。2013年にWi-Fiアライアンスと統合し設定と開発作業を統一して行っている。
 Wi-Fiは、PCだけでなく携帯端末にも標準装備されてる。プリンタなどの周辺機器、テレビ、オーディオ、撮影機器にも搭載され、ケーブルなしで画像や音響データを転送できる環境が実現している。
 4Kテレビやハイレゾオーディオの登場で、コンテンツのデータ量は大幅に増える。無線転送も高速化が求められており「WIGig」への期待は高い。
 WIGigで使う60GHz帯では2.4GHz帯と5GHz帯のWi-Fiで使われている周波数帯の約80倍の帯域を利用できる。
 WIGigもWi-Fi同様に、4つのチャンネルが設けられているがチャンネル当たりの帯域幅は2.16GHzでWi-Fiの50倍以上。このため、非圧縮の動画転送なとで今後普及が予測される大容量のデータコンテンツなどを短時間に無線転送できる。


用語解説 超電導ケーブル

 超電導の線材を使用した電力ケーブル。超電導は、ある温度以下になると電気抵抗がゼロになる現象。将来の電力インフラの高効率化を支える技術として早期実用化が期待されている。
 超電導には、液体ヘリウム(-269度C)を使用して冷却を行う低温超電導(金属系超電導)と、液体窒素(-196度C)を使用して冷却を行う高温超電導(酸化物系超電導)がある。
 通常の送電線は電気抵抗による電力損失は電流に比例して大きくなるため、電力ロス低減が課題となる。このため、少ない電流で大きな電力を送電するために、超高圧ケーブルによる数十万Vの高電圧送電が行われるが、さらなる高電圧化は危険性増加につながる。
 超電導電力ケーブルは抵抗がほとんどないため損失が小さく、低電圧でも多くの電力を流せる。特に高温超電導ケーブルは冷却のコストを低減できる。ケーブルサイズが小さいため、地中送電線の管路を小型化でき、設備建設コスト低減も図れる。


電波新聞拾い読み 2014年10月10日