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電波新聞拾い読み 2014年9月26日

スカパーJSAT 来年3月に有料4K専門チャンネル

 スカパーJSATは25日、世界初の有料4K専門チャンネルを来年3月1日に2チャンネル同時開局すると発表した。
 今回開局する専門チャンネルはスカパー!プレミアムサービスのプラットフォームを運営する同社が独自で運営する。
 4K専門チャンネルではスカパー!で全試合放送するサッカーのJリーグや、その他のスポーツ、映画、音楽ライブなどを2チャンネル活用して放送する。
 この4K専門チャンネルは現在発売中、または今後発売の4K放送対応のスカパー!プレミアムサービスチューナ搭載機器で視聴可能。
 視聴料金、チャンネル名称、チャンネル番号などの詳細は未定。


村田製作所 ロボット4代目、チアリーディング部

 村田製作所は25日、最新ロボット「村田製作所チアリーディング部」を開発したと発表した。同ロボットは、ボールの上でバランスを保って全方位に移動でき、計10体のロボットによる美しいフォーメーションダンスを実現する。同社のロボットとしては、自転車型の「ムラタセイサク君(初代、2台)」、一輪車型の「ムラタセイコちゃん」に続く4代目となる。
 同ロボットは@スタビリティ(倒立振子制御技術) Aシンクロナイゼーション(超音波位置計測技術) Bセンシング&コミュニケーション(群制御技術) の3つの技術を搭載。同社が持つ各種コア技術に加え、外部の技術も積極的に活用し、次世代ロボットとして開発。計10体のロボットによりグループを構成する。
 村田製作所チアリーディング部は、身長36cm、体重1.5kgで、これまでのムラタセイサク君などよりもひと回り小型。同ロボットには3つのジャイロセンサーが搭載され、360度全方位での姿勢制御が可能。位置計測では、5つの超音波4つの赤外線センサーが搭載され、4×4mの範囲で、それぞれの位置をリアルタイムで正確に把握する。
 さらに、複数のロボットを同期・協調させ効率よく作業を行う群制御技術により、計10体のロボットによるフォーメーションの動きが統一され、よりきれいな動きを実現する。
 ロボットには920MHz通信モジュールが搭載され、計測した位置情報を制御システムに送信する。動作速度は、秒速30cm。可動範囲は4×4m。稼働時間は約1時間。


JEITA 8月の民生用電子機器国内出荷前年比17%減

 JEITAが25日発表した8月の民生用電子機器の国内出荷金額は826億円となり、前年同月比16.8%減。出荷額は14年度に入って最低。また金額で2カ月連続前月割れ、5カ月連続で前年比ダウン。
 分野別では映像機器の出荷額が422億円で前年比16.8%減、音声機器は50億円で21.9%減。354億円のカーAVCは16.1%減。


IDEC 大阪と滋賀の太陽光発電所完成

 IDECは25日、大阪・茨木と滋賀・大津に太陽光発電所を完成させ、発電を開始したと発表した。
 茨木は出力582kW太陽光発電所を設置。8月29日に発電を回し。年間予想発電量を約54万kWh。
 大津は出力911kWの太陽光発電所を設け、9月4日に発電を始めた。年間予想発電量約80万kWh。全て関西電力に販売する。
 事業主はIDEC、子会社IDECシステムズ&コントロールズが運営する。11月には兵庫県佐用町と共同発電事業主となる5MW規模の太陽光発電所を稼働させる予定。


パナソニック 東京五輪プロジェクト始動

 4K対応テレビ新製品群の発売に合わせ、パナソニックは20年の東京オリンピックを日本全体のオリンピックととらえ、開催までの6年で日本を一つのチームにするプロジェクト「ビューティフルジャパン」を始める。
 同プロジェクトのアンバサダーを務める女優の綾瀬はるかさんが、6年をかけて全国47都道府県を訪ねていく。


コラム 顕彰すべき通信の祖

 今から126年前の明治21年、「電波」という言葉もなかった時代にICT社会の実現を予言した英才がいた。その人の名を志田林三郎という。彼が予測した事象を現代語でいうならば、国際電話、テレビ、録音、航空機、電車、遠隔送電、光通信、地震予知等々である。日本で電話サービスが始まる2年前のことであった。
 志田林三郎は多方面で新時代の幕を開けた。明治12年、工部大学校(現在の東大工学部)を卒業、わが国で初めて電気工学の学士号を授与された。明治16年、郵便事業と電信事業を合併して効率化すべしと建議、明治18年に逓信省を設立させた。初代の逓信大臣は榎本武揚である。明治21年、志田林三郎はわが国第1号の工学博士号を授与され、名実ともに電気工学の祖となった。明治22年には逓信省の初代工務局長になっている。
 最初に述べた予言は、明治21年に電気学会が創立されたとき初代幹事として「将来可能になるであろう十余の技術予測」と題する講演中で指摘された。その全文は電気学会雑誌第1号に掲載されている。
 郵便の祖、前島密の名は多くの人が知っている。しかし、前述の予言が行われた話は記憶にあっても志田林三郎という名前に結びつけられる人はNTT幹部OBでも少ない。きちんと顕彰すべきことである。


電波新聞拾い読み 2014年9月26日